活動報告

Activities

山井の活動


安倍晋三元首相のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
『政治の主役は、国民』
本日の国葬にあたり、安倍晋三元首相に心からの哀悼の意を表します。
また、私は、さる7月17日に、西大寺の銃撃現場にお伺いし、献花をし、ご冥福をお祈りしました。
このように、安倍元首相に、哀悼の意を表しつつ、私は、国葬には、欠席させて頂きました。
本来、国葬への欠席を表明すること自体、心苦しいです。しかし、説明責任は果たさねばなりませんので、書かせて頂きます。



静かな環境で、安倍元首相を追悼すべきご葬儀について、国民の賛否が分かれたことは残念でなりません。
今までの歴代総理大臣と同様の『内閣・自民党合同葬』であれば、反対意見は少なかったと思います。
私は、そもそも、誰が総理大臣であっても、国葬には、慎重であるべきと思います。
その理由は、『政治の主役は国民である』というのが、私の信念だからです。私は、国葬にかける政府の予算や労力、エネルギーは、国民生活の向上のために使うべきと考えます。
国葬になったことにより、この2か月間、政府は、国葬への対応が最優先となり、コロナ対策、物価高・円安対策、経済対策が、二の次になったと言わざるを得ません。
その結果、経済対策の補正予算は、大きく遅れ、11月になります。
国葬にせず、今までの総理大臣と同様の『自民党・内閣合同葬』にし、経済対策に政府や与野党が全力で取り組めば、補正予算は、10月上旬に提出できた可能性があります。
私は、国民生活の向上への取り組みが二の次になり、政府の最優先課題が、この2か月間、国葬になったことが残念でなりません。
政治の主役は、国民の皆様です。国民の皆様の幸せのために、政治家も、首相も働きます。
そう考えた時、コロナ不況や物価高で国民が苦しむ真っ最中に、世論が分かれる国葬を、多くの予算と政府の労力、エネルギーを使ってやることに、違和感を感じます。
国会でも、マスコミでも、いま国葬の賛否が議論されています。しかし、私は、そのことに労力を使うより、政府も国会も、国民生活の向上や、苦しむ国民の支援のために、全力で取り組むべきと考えます。
私は、安倍元首相だから国葬は良くない、と、言っているのではありません。首相が誰であれ、世論が分かれる国葬を多くの政府の予算、エネルギー、労力を使って行うことに慎重なのです。
その政府の予算、労力、エネルギーは、苦しむ国民の支援のため、最優先に使うべきと考えます。
政治は、苦しむ国民を救うためにある、と、私は信じるからです。
『お葬式だから、参列するのが、当たり前。欠席は非礼である』とのお叱りは、私はもっともだと思います。お叱りは、甘んじて受け止めます。反論する気はありません。
ただ、私なりの思いを書かせて頂きました。
改めて、安倍元首相のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
合掌 山井和則拝