9月に行われるグループホームフォーラムと、
研修会の案内

             第47号(2001/08/11)

 メールマガジンの読者の皆さん、こんにちは。
このメールマガジンは、私のグループホームと、「軽老の国から敬
老の国へ」のメールマガジンで同じ内容でお送りします。

 9月に行われるグループホームフォーラムと、研修会の案内です。

 素晴らしい内容です。
私は既に予定が詰まっていて参加できず残念無念です。


■グループホームフォーラム in 愛媛 の講師 について

*まず、特別講演の小宮英美さん
 数年前にグループホームに密着取材し「ぼけなんか恐くない」と
 いう素晴らしいドキュメンタリー番組を制作。また名著「グルー
 プホームで立ち直る人々」(中公新書)も執筆されています。 

*田中宏之課長補佐は、厚生労働省の中では、痴呆問題やグループ
 ホームの担当者で、お医者さんでもあります。

*夏目幸子さんは、グループホームの設計についてとても詳しい人。

*永田久美子さんは、グループホームについて日本で最も詳しい研
 究者の一人です。人生を痴呆ケアに賭けておられます。

*中村都子さんは、私の家の近所にあるグループホーム「はつね」
 の責任者。グループホームに賭ける思いは素晴らしいです。
 「はつね」も地域になじんだ素敵なグループホームです。

 講師はすべて私の尊敬し、敬愛する方ばかりです。


■なお、グループホームについて少し私が思っていることを書き加え
ます。

●まず、夜間介護が必要な痴呆性高齢者は、
グループホームの入居対象か、否か、という問題。

厚生労働省の見解では、グループホームには夜勤は不要で、宿直で
対応となっている。つまり、グループホームには夜間介護が必要な
痴呆性高齢者は理論上、入居できないことになる。

しかし、これはおかしい。

なぜなら、夜間介護を必要としない痴呆性高齢者なら、家でも介護
ができるからだ。

一日も早く、グループホームは、夜間介護が必要な、痴呆性高齢者
も入居対象であることを正式に認め、夜勤体制が組める介護報酬に
引き上げるべきだ。

●次に、最近、グループホームへの苦情メールを受け取ることが多
い。

はっきり言って、民間企業が経営するグループホームへの苦情が多
いのです。

グループホームの質を高める取り組みが必要。

そのためには、民間企業が経営するグループホームにも、社会福祉
法人や医療法人と同様に、公的な整備費を出す。そして、地方自治
体が、民間企業のグループホームの質をきっちりチェックする必要
がある。

もちろん、なかには民間企業でやっている評判のよいグループホー
ムもありますが。
                やまのい和則 拝


■(1)20001年グループホームフォーラム in 愛媛
     〜グループホームの今と未来〜

今、全国で痴呆の人が暮らすグループホームが急増しています。
グループホームの現状と課題、そして「地域での当たり前の生活の
場」としてこれからのグループホームのあり方についてこのフォー
ラムで共に考えてみませんか?

グループホームの関係者の皆さん、ご利用者の家族の皆さん、グル
ープホーム設立準備中の皆さん、また、地域の中で痴呆の人の当た
り前の暮らしを共に目指していきたい方々など、どうぞどなたでも
ふるってご参加ください。

 開催日: 平成13年9月8日(土) 9日(日)
 開催場所:道後プリンスホテル 松山市道後姫塚100
 参加費: 1万円(宿泊費、食事代別)

(1日目)
○ 特別講演 小宮英美氏(ジャーナリスト)
○ 基調講演 田中宏之氏(厚生労働省老健局計画課課長補佐)
○ 現場からの実践報告会(4グループホーム)
  グループホームだんだん(愛媛)
  グループホームかざぐるま(愛媛)
  グループホームこすもす(長崎)
  グループホームいくし(愛媛)

(2日目)
分科会 メインテーマ「あたりまえの生活」
   第一会場 グループホームの環境つくり
     夏目幸子(夏目設計事務所)
   第二会場 入居者と職員が作り出す暮らし
     永田久美子氏(高齢者痴呆介護研究・研修東京センター)
   第三会場 家族と地域と共に
     中村郁子(グループホームはつね・京都)

 主催:特定非営利活動法人全国痴呆性高齢者グループホーム協会
   愛媛県グループホーム連絡協議会
 後援:愛媛県 松山市 愛媛県社会福祉協議会

詳細は下記ページをご覧下さい。
http://www.yamanoi.net/grouphome/information/01/010908_09.htm


■(2)全国GH協 グループホーム運営研修のお知らせ

平成13年度研修の特徴
経営者・管理者・計画作成担当者・スタッフコース&立ち上げ支援
コースとに分かれいる。

○ グループホームの運営やケアサービスについてその立場にあっ
  た内容の研修。
○ グループホームのケアサービスについて経営者・現場スタッフ
  立ち上げを考えている方すべてが基本的な認識を共有し、グル
  ープホームの質の向上、確保を目指す。
○ 研修会時にディスカッション(質疑応答等)の時間を多く確保
  し、受講者の疑問や悩みについて対応していきます。
  また、受講者同士のネットワークが図られるようなプログラム
  が組まれている。

研修日程

* 日時:平成13年9月22日(土曜日)
   23日(日曜日) 24日(月曜日・祝日)
* 場所:天魔研修センター
  (大阪市帰宅錦町2-21 TEL06-6354-1927)
* 募集人数:各コース50名
    (定員になり次第締め切りますのご了承ください)
* 研修費用:有料

その他、詳しくは、下記のページをご覧下さい。
http://www.yamanoi.net/grouphome/information/01/gh_0922_24.htm

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 ☆やまのい和則の「痴呆ケアの切り札・グループホーム!」☆
     (2001年8月11日現在 登録数 1717)

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