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社会保障審議会介護給付費分科会

 第75号(2002/10/21)

  グループホームのメールマガジンの読者の皆さん、こんにちは。
  簡単にさる18日の社会保障審議会介護報酬分科会の
  グループホームに関する発言などを報告します。
  お役に立てば幸いです。

  来年4月の介護報酬改定で、
  グループホームの夜勤加算がつくことが決定していますが、
  そもそものグループホームの介護報酬はどうなるのかが、
  この分科会で年内(あと4回ほど)議論され、
  来年1月には決定される予定です。

             やまのい和則 拝


 ■第14回 社会保障審議会介護給付費分科会 
  10月18日午前10時から正午まで

 ・西尾勝分科会長より開会挨拶。
 ・中村秀一老健局長より新任の恒川審議官、松田総務課長、
  香取老人福祉振興課長、藤原企画官の紹介。

 ・「来年早々に介護報酬改定案を厚生労働省は提示したい。
  その案を作成するための介護報酬のあるべき姿をこの分科会で
  年内に審議してほしい」と中村局長。

 ・第一次事業運営期間(平成12,13,14年度)に比べて
  第二次事業運営期間(平成15、16、17年度)では、
  高齢者数が10%、要介護高齢者数が16%の増加見込み

 ・2816の市町村のうち、65歳以上の第一号保険料が
  月4500円を越える市町村が50を超える見込み。

 (討議)
 1、日本医師会の青井委員から、
   介護保険制度運用についての要望が読み上げられる。

 2、老人福祉施設協議会会長の中村博彦委員から要望。
   減価償却が正確に反映されない基準であったため、
   利益率が大きく出てしまった。
   療養型や老健と基準を合わせてほしい。
   ホームヘルパーや介護職員の医療行為(目薬の点眼など)も
   多少認めてほしい。

 3、高齢社会を良くする女性の会代表の樋口恵子委員から要望。
   グループホームは高齢者用居住施設。
   高齢者にとっては転々としないのが大きな要素なので、
   グループホームを「終のすみか」にする方向での
   検討をしてほしい。

 ◆その他、グループホームについての意見だけを報告します。

 ・田中雅子委員(日本介護福祉士会会長)
  (提出資料より)グループホーム、ユニットケア等の介護職員
  には痴呆高齢者に関する専門的な資質を備えた人材の配置が
  必要である。それにより、サービスの質に対する安心や信頼を
  得ることができる。

 ・三宅参考人(澄田島根県知事の代理)
  住所地特例をグループホームにも適用すべき。

 ・山口昇委員(全国老人保健施設協会会長)
  グループホームは市町村の介護計画を踏まえて作ってほしい。
  また、住所地特例も適用すべき。
  小さな市町村の保険財政はもたない。

 ■事務局の分科会。次回10月28日(月)14時〜 
  議題は介護事業経営実態調査結果、
  在宅サービス系介護報酬について、その他。


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  ☆やまのい和則の「痴呆ケアの切り札・グループホーム!」☆
     (2002年10月21日現在 登録数 2483)
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