活動報告

Activities

山井の活動

ー政権維持のための株価つり上げの年金流用は問題ですー
「軽減税率導入の財源確保のための社会保障のカット、介護・年金・医療・子育て支援の予算カット」について、安倍総理に質すが、あと回しになる“子育て支援予算の確保のメド”は、総理答弁せず。

20160205予算委員会質疑1  
 

<1兆円の軽減税率の財源について>
山 井
「軽減税率の年6,000億円の財源のために年金、医療、介護、子育て支援予算がカットされるのは問題」
安倍総理
「軽減税率の財源確保のために社会保障はカットしない。しかし、財源確保のために社会保障カットも聖域ではない」
「財源は来年3月までに探す」
山 井
「“社会保障だけを狙い撃ちにしない”と言うが、社会保障予算が数千億円(年)削減される可能性がある」「小泉改革での聖域なき構造改革で年2,200億円、社会保障がカットされ、医療、介護予算がカットされ、障害者福祉の自己負担がアップした。その3倍の年6,000億円の財源を軽減税率のために、どう確保するのか?社会保障が崩壊する」
安倍総理
「財源は何とか確保する」
山 井
「どの予算を6,000億円カットするかは、参議院選挙前に言うべき」

20160205予算委員会資料2 資料拡大可  
 

子育て支援予算の確保について>
山 井
「社会保障と税の一体改革では1兆円の子ども子育ての財源の確保に向けて取り組むとされた。まだ財源が確保されていない3,000億円は、保育士の賃金引上げ、人員配置の引上げ、延長保育、学童保育充実など、本当に必要な財源。来年3月までには、3,000億円の財源も明らかにすべき」
安倍総理
「保育の質の確保や、幼児教育の無償化の推進など、子育て支援の財源確保は重要な課題。3,000億円のメニューは、安定財源を確保した上で取り組む」
山 井
「子ども子育て充実の3,000億円の確保のメドが立っていないのは問題。子どもの幸せ、それを支える保育士さんの待遇改善や保育の質の向上のため、何としても財源を確保すべき」

20160205予算委員会資料1 資料拡大可  
 

<年金積立金の株式運用について>
山 井
「今日もまた株が大幅に下がっている。この状況はアベノミクスの限界。アベノミクスの終わりの始まり。総理いかが思われますか?」
安倍総理
「まったくそうは思いません。日々の株価、為替動向に右往左往しない方がいい」
山 井
「安倍政権になって、GPIF年金積立金の株式の運用比率を倍増された。今年年始以降、大幅に株が下がっており、今年に入り機械的に計算すれば、私たちの年金積立金 約7兆円が減った可能性がある」
安倍総理
「年金の積立金は、国内外の債権と株式の組み合わせですから、日経平均の動きがそのまま反映されるものではない」

20160205安倍総理に質す  
 
山 井
「(GPIF が投資会社などを通さず、直接、株式を自主運用できるようにするのを検討していることについて)私はとんでもないことになると思う。安倍政権に近い企業は応援してもらえるかもしれない。あるいは安倍政権にたてつけば、株が売られる危険性がある。総理は笑っていらっしゃいますが、これ笑い事じゃないですよ。自民党に献金しているところ、献金していないところ。献金していないければ、株を売られるのではという懸念が起こりうる。」
安倍総理
「政権と親しい企業にGPIFのお金で株を買わせることは、ありえない」
山 井
「どこの株を買ったか公開されないのだから、(ありえないと言われても)検証できない。」