活動報告

Activities

山井の活動

~国民の大切な年金保険料を、株価つり上げに流用するのは大問題~

先日、年金部会で厚労省から7.8兆円という3ヶ月間の過去最大の年金運用損についてヒアリングしました。
深刻なのは、年金積立金の国内株式への運用比率が基準値の25%に近づいているため、今後、株価が21,000円か22,000円程度に上がれば、基準値の25%を超える可能性が高いので、逆にGPIFはすぐにではなくても、いずれ株を売る方向に転換せざるを得なくなることです。

そうなれば、株価が下落しかねません。今までGPIFが株を買うからということで実体経済以上に高い株価(官製相場)が演出されてきましたが、逆に今後は、GPIFマネーにより割高に演出された株価が、反動で実体経済まで下落しかねません。
そうなると7.8兆円以上の運用損が発生するリスクが出てきます。株価が下がるのも問題ですが、株価が上がっても、逆に下がるリスクが高まる。GPIFマネーを株価つりあげに流用するのは、国民の大切な年金をリスクにさらすことになります。