2015.5.12
派遣で働き苦労されている方の声、国会で代弁します
今日から、「天下の悪法」派遣法改悪法案の審議が始まりました。
すべての業務で永遠に派遣労働を解禁する「派遣法改悪法案」が成立したら、正社員の求人は激減し、派遣労働の求人が激増します。
一生、派遣で働かざるを得なくなる若者が増えれば、日本社会は崩壊します。若者を使い捨てにする成長戦略は間違ってます。若者虐待法です。成長戦略のために若者の人生を奪うなんて論外です。
今の中学、高校、大学生の人生を壊す改悪です。
今回の派遣法改悪は「安く雇いたい」「いつでも簡単に解雇したい」という一部の安易な経営側の主張により作成された法案です。労働者の雇用の安定や、若者の人生の安心、希望、家庭という配慮は全くありません。
労働者派遣法改悪に賛成する人にお聞きしたい。もしご自分のお子さんが卒業後に派遣に就職し、一生、派遣の仕事になった場合、親として安心されますか?家計の大黒柱でなく、家計の補助なら派遣でも構いません。しかし今回の改正が実現したら家計の大黒柱でも派遣でしか働けない社会になります。
今日は、岡田代表と共に6人の派遣の方々からお話しをお聞きしました。派遣先でのセクハラ被害を訴えたら、逆に派遣会社から解雇通告をされた女性。同じくセクハラ被害を派遣会社に訴えたが全く対応されず、精神疾患を煩い、退職に追い込まれた女性。
昨年10月に出産し育児休業をとり4月から仕事に復帰予定だったが、3月末に急に派遣会社から解雇された女性は、生後6ヶ月のお子さんを抱いての訴え。出産した場合、正社員の女性の40%が育児休業をとっていますが派遣の女性はたった4%だけ。
リーマンショックや東日本震災で派遣切りにあい、寮も追い出された製造業派遣の男性や、過去5年製造業派遣に勤務した男性からは「3ヶ月ごとの契約更新でいつ解雇されるかわからず人生設計が立たない」「結婚どころか恋愛すらできない」との悲鳴。
15年間同じ大企業で働く50代の派遣の女性は「高齢なのでそろそろ解雇」と企業から言われ派遣会社に相談したが「高齢なので新しい派遣先の紹介は困難。派遣先は若い女性を好む」と冷たい対応。「15年も働いたのに簡単に解雇される」と悲鳴。
派遣で働き苦労されている方、tokyo@yamanoi.netにご連絡下さい。お話をお聞きし国会で代弁します。