活動報告

Activities

山井の活動


衆議院厚生労働委員会で、後期高齢者の病院での窓口負担の2割とする政府の法案と、コロナ感染拡大への対策や緊急事態宣言の発出について、菅総理大臣や田村厚生労働大臣、尾身新型コロナ分科会長などに質問しました。


○後手後手による感染拡大は政府の責任。早めの感染対策、経済対策を!-菅総理大臣、田村厚労大臣と議論
山井
「病院窓口2割負担により、必要な医療がどれだけ減るのかの検証ができていない。コロナの最中に自己負担増額の議論をしているとは国民は想像していない。データに基づいて議論を継続すべき」「尾身会長は、先日の質疑では、緊急事態宣言は3週間必要と答弁したが、今回は2週間強で検討されている。短すぎないか」
尾身会長
「諮問委員会ではかなり議論したが5/11までで了承した。無条件に解除ではなく、ステージ3になっていることが前提。延長もあり得る」
山井
「なぜ5/11までなのか。5/11までに抑えこめるのか。それとも延長が前提か」
尾身会長
「連休期間に集中的に人流を抑えて感染を抑える。期間を長くすると経済への影響も大きい。5/11までに状況をしっかり評価することが前提」
山井
「国際オリンピック委員会のバッハ会長の来日(5月下旬)は関係しているか。オリンピックに、ワクチン接種も担う医療関係者を投入しなければならない。オリンピックできるか」
尾身会長
「オリンピックにはコメントできない。感染対策を十分に行うべき」
山井
「認知症高齢者へのワクチン接種の意思確認について、厚労省は、田村大臣が答弁したように、「家族などが意思をくみ取って」意思確認するといっているが、そうした内容の周知文書を出すのか。出せるなら素早く出してほしい
田村大臣
「できる限り早く、全国に通知を出したい」


山井
「障害者のワクチン接種の優先順位を高齢者並みにしてほしい」
田村大臣
「専門家に重症化のリスクを評価してもらった結果だ。ご理解いただきたい」
山井
「ワクチンの全国民への接種、高齢者への接種の完了の見通しはいつか」
田村大臣
「各自治体と接種計画についてやり取りをしている。なるべく早く接種完了したいが、検討中の自治体もある。遅れるところがあれば体制整備を支援していきたい」
山井
「およそのメドや目標は示せないのか。3度目の緊急事態宣言のなかで、国民の不安は高まっている。メドや目標を示せないのはおかしい。2割負担法案よりワクチン接種に全力を尽くすべきだ」


山井
「今回の緊急事態宣言は2週間あまりだが感染を抑え込めるのか。延長もあるのか。諮問委員会でもかなり議論があったと。IOCバッハ会長の来日に留意したのではないか。」
菅総理
「専門家によれば変異株の影響が大きいとのこと。今回の要点は、酒の提供中止と、人流への制限。人流を止めるのは国民生活に影響が大きいため、GWを捉えて、短期集中の対策とした」
山井
「前回の緊急事態宣言が終了した3/18に変異ウイルスの脅威は分かっていたはずだ」「ワクチン接種まで安心できないのが国民の声。急ぐという割には先進国で最下位。高齢者、全国民の接種完了の目標を示してほしい」
菅総理
「ワクチン確保のメドはついた。1日も早く接種できるように努力していく」
山井
「目標も示せないのでは国民も安心できない。医療従事者をオリンピックに回すのであれば、延期してワクチン接種を優先することも考えるべきだ。緊急事態宣言とセットで、野党が提案している生活困窮者支援、2回目の持続化給付金を示すべきだ」
菅総理
「支援はしっかりする。中身は検討中」
山井
「聞くところでは、銀座三越でも1日20万円の補償とのこと。緊急事態宣言を出して、感染を抑えて国民の暮らしを支えるという本気度が感じられない。お店につぶれろと言わんばかり。国民の生活をしっかり支えてほしい」