2015.12.2
その時の政権によって変わる施策
今日の朝の一服は、厚生労働省にて。
厚労省で朝、お茶を飲むのは、厚生労働大臣政務官をしていた2010年以来、5年ぶり。
当時は長妻厚労大臣のもと、10年ぶりに診療報酬をネットプラスに引き上げ、医療崩壊や医師不足にブレーキをかけました。
しかし、この年末は逆に10年ぶりの診療報酬の大幅引き下げが強行されそうです。
国民の医療を守るために先頭に立つ厚労省の時代もあれば、今のような非力な厚労省もあります。
その時の政権により、また大臣や政務官により、厚労省は正反対の施策を行うのです。
厚労省で5年ぶりに朝の一服を頂きながら、医療、年金、介護、障害者福祉、子育て、労働、雇用を守る厚労省にしないと、厚労省で働いている官僚の方々も、今の政権では不本意なのではないか、と感じました。
尊敬する同志である長妻さん、長妻さんの政策秘書の梶さんと共に山井事務所で、地元の美味しいお抹茶を飲みながら作戦会議。梶さんは、長妻厚生労働大臣の秘書官でした。
民主党政権時代は、毎日、厚生労働大臣室で3人で作戦会議をしていました。
〇 それまで隠されていた「子どもの貧困率の初めての公表」
〇 「消えた年金200万人」の2兆円の救済
〇 低所得の「父子家庭への児童扶養手当の創設」
〇 低所得の障害者の「障害者サービスの無料化」(天下の悪法「障害者自立支援法の廃止」)
〇 それまで小6までであった「児童手当の中3までの延長」
〇 10年ぶりの診療報酬のネットプラス改定による「医療崩壊の食い止め」
政権が代わり、長妻厚生労働大臣になれば、こんなに厚生労働行政は変わる、と実感した1年でした。
今では当たり前のように、全国300万世帯の中学生の子どもを持つ家庭に、月1万円の児童手当が支給されていますが、長妻大臣が児童手当法を改正し、中3まで延長していなかったら、今でも児童手当は小6までしか支給されていませんでした。