2020.10.22
【農業】次期作支援交付金の要件引き上げ
地元の茶農家や京野菜の農家の方々から『次期作支援交付金の要件引き上げ』について、農水省に、要件引き上げの撤回と改善を強く求めました。
コロナでの農業への被害が深刻な中、『次期作支援交付金』は、農家にとって大助かりでした。
しかし、申請が多く、240億円の予算の2倍の申請が来たため、農水省は、要件を引き上げ、対象を絞りました。
日本農業新聞も『次期作支援の要件変更。農家に不満、戸惑い』と批判の記事。
申請が終わった今になって、『予算が足りないので、申請書類を増やし、対象を絞り、交付金を減らします』と農水省。
宇治茶や京野菜や花、果物の農家でも、対象外になったり、交付金が減ったり、少なくとも申請書類の追加が必要になるため、農家の方々も困っておられます。
『コロナで減収の農家を更に苦しめる変更は、撤回すべき!』
『gotoキャンペーンに1兆円使い、コロナ対策の予備費も数兆円、余ってる。次期作交付金の不足の200億円は、積み増しできるはず!』と、農水省に強く要望しました。
美味しくてヘルシーで安全な農産物は、人間の幸せの基本。
農業は国の根幹。
宇治茶や京野菜は、日本の宝です。
朝日新聞も『農業の交付金の要件引き上げ』の問題を、新聞記事にしています。
コロナで苦しむ農家の方々を交付金で、喜ばせておいて、申請を受け付けた後に、要件を引き上げて、対象や交付金をカットするのは前代未聞。
一度、農水省が交付金を発表した以上、今からの変更は反則です。
農家は大混乱です。
改めて言いますが、この交付金の足りない財源は、約200億円。
一方、gotoキャンペーンには1兆円使い、コロナ対策の予備費も数兆円、余ってます。
こういう時のために使うのが、コロナ対策の予備費です。
『祈りを込めた一服。大勝負の前』
私は、重要な局面では、いつも地元のお抹茶を頂きます。
今日は、要件に当てはまるはずなのに、休業支援金が出ずに困っている当事者の方々と共にお抹茶を頂き、厚労省との交渉に向かいました。
この方々だけを支援したいのではありません。
この方々に休業支援金が出るなら、同様の働き方の数千人、数万人に、20万円から数十万円の休業支援金が出ます。
休業支援金が出れば、命がつながる方、家庭崩壊が防げる方、大学生中退が防げる方がたくさん出ます。
なんと!休業支援金の予算は、まだほとんど使われず、95%、5,000億円も余っています。
対象を増やす余地は十分にあります。
松下政経塾で松下幸之助塾長から頂いた言葉。
『成功の要諦は、成功するまで続けることである』
休業支援金が、休業手当が出ない多くの休業者に出るようになるまで、厚労省と協議を続けます。
お抹茶は、私にとっては、神聖な飲み物です。