2009.6.24
民主党の議員立法が、日本の介護を救う!
◆◆民主党の「介護労働者賃金引上げ法案」国会提出を受け、
政府も賃金引上げ案を発表! ◆◆
~民主党の議員立法が、日本の介護を救う!~
3月28日、私たち民主党議員が過去1年半かけてつくりあげた
「介護労働者賃金引き上げ法案」を、国会に提出しました。
この法案を出せば、政府・与党も無視はできないはず
と思っていました。
そこで、今日27日金曜日の朝刊を各紙を見て、
民主党の「介護労働者賃金引上げ法案」のことが
報道されているかと思いましたが、ビックリ。
朝日新聞朝刊の一面トップは、
「政府与党が介護労働者の賃金引上げ 1兆円の基金」
との大見出し。そして、記事の最後に、
「民主党が賃金引き上げ法案を提出」と、書かれていました。
やはり、法案の提出の効果は絶大です。民主党は野党です。
しかし、参議院では多数派。
参議院で「介護労働者賃金引上げ法案」を提出したので、
参議院では可決できるのです。
ですから、与党も
「賃金引上げ」を打ちださざるを得なくなりました。
法案提出の翌日朝刊の一面記事が、
介護労働者賃金引上げとは驚きました。
いや、予想通りとも言えます。
ちなみに、私たちが提出した民主党の法案と、
与党の政策には違いがあります。
まず、財源規模と賃金引き上げ幅が、与党は民主党の半分。
民主党案は年間4000億の財源で、月給4万円の引き上げを目指す。
与党案は、年間2000億円の財源で月給2万円の引き上げを目指す
(ただし、すべてが人件費にまわるとは限らないので、
この通りの月給が上がらない可能性もある)。
また、与党案はたった3年間の基金。
ですから、3年後には賃金は下がるのです。
しかし、民主党案は法律ですから、
3年後に賃金が下がることはありません。
つまり、与党案は、選挙前の選挙対策に過ぎません。
ところで、このように、与党も規模は半分とはいえ、
同じ方向の賃金引上げ方針を打ち出したのですから、
民主党の「介護労働者賃金引上げ法案」の審議に応じ、
賛成すればよいと思います。私たちは修正協議にも応じます。
しかし、しかしです。
与党は、
「介護労働者賃金引上げ法案」の審議をいま拒否しています。
この法案の審議をすれば、与党は反対はしずらく、
民主党案の素晴らしさが国民にわかるので、困るのかもしれません。
ですから、民主党の法案を審議拒否して無視し、
与党が補正予算、景気対策で、介護労働者の賃金を引き上げた
とPRしたいのでしょう。
与党の思いもわかりますが、しかし、民主党が提出した法案の
審議を拒否するというのはおかしいと思います。
さらに、新聞報道でしかないので、
与党案では、本当にどれだけの賃金引上げをするのか、
本当に予算が賃金引上げにつながるのかどうかも不明です。