2008.10.2
医療・年金・福祉についての麻生総理の見解を聞きたい!
医療・年金・福祉についての麻生総理の見解を聞きたい!
~舛添大臣の新たな後期高齢者医療制度の改革案は、成り立たない~
昨日は、老人ホームで敬老会に出席。
「賃金が安くて結婚できない」
という多くの男性介護職員の声を聞きました。
また、事務所にボランティアに
お越し下さっている学生ボランティアさんに聞いても、
大学の福祉学部の学生も賃金が低いので、福祉現場には
ほとんど就職しないとのこと。日本の福祉は危機です。
素晴らしい人材なくして、日本の福祉の未来はありません。
また、障害者福祉の現場でも、
ヘルパーさんが集まらなくなっています。
そして、報酬の引き下げにより、
障害者が受けられるサービスがカットされています。
こうなった原因は、障害者自立支援法です。
後期高齢者医療制度と共に、
小泉内閣で強行採決された制度です。
民主党が政権をとれば、
障害者を差別する障害者自立支援法は廃止し、
元の支援費制度に戻し、不評の日割り制も月割り制に戻します。
後期高齢者医療制度にしても障害者自立支援法にしても、
まず、病気の方々や障害者の方々の予算を削るのは、
人の道に反しています。
まずは、天下りや行政もムダ遣いを削るべき。
道路特定財源のムダ遣いを削るべきです。
官僚の言うことは聞くが、
弱者には冷たい政治ではダメです。
しかし、先日、ショックなことがありました。
前回、私の選挙を応援して下さったある方が、
「今までの支持を変えて、民主党を応援した」ということで、
選挙後にひどい嫌がらせを受けたということを聞きました。
「今回、政権交代できなかったら大変なことになる。
私も腹を決めて応援しますから、是非、勝ってください」
と、言われました。
「民主党を応援したことにより、政権与党から嫌がらせを受ける」
長期政権の問題点です。次元の低い話ですが、悲しい話です。
多くの方々がリスクを負って、私を応援してくださいます。
がんばります。
日本をアメリカやヨーロッパのように、
政権交代が可能な民主主義の国にしようではありませんか。
さて、アメリカの金融危機が、日本の国会を直撃。
予定されていた今週金曜日の解散は延期になりました。
来週に予算委員会が開かれます。
私は質問に立てるかどうかはわかりませんが、
1つの焦点は、医療や年金に対して、
麻生総理がどのような答弁をするかです。
私の理解では、麻生総理は、
ほとんど医療や年金については、関心も理解もないように思います。
つまり、国民生活に対して、
あまり理解や関心はないのではないでしょうか?
麻生総理が、「国民の痛みがわかる総理」なのか、否か?
論戦が楽しみです。
予算委員会日数が長ければ、私も質問に立てますが、
短ければ無理です。
与党は、少しでも予算委員会を短くしたいようですが、
逃げずに、正々堂々と論戦に応えてほしいです。
与党議員は、何よりも麻生総理の「失言」「暴言」が、
いつ飛び出すかを心配しているようです。
●舛添大臣の新たな後期高齢者医療制度の改革案は成り立たない
午後1時からは小沢代表と鳩山幹事長の麻生総理への代表質問です。
昨日も舛添大臣は、新たな後期高齢者医療制度の見直し案を
発表されました。
舛添大臣私案は、
1、国保の都道府県単位での統合 後期高齢者は統合した国保に加入
2、健保・共済からの国保支援は行う 詳細は未定
3、1割、4割、5割という負担の割合をしっかりしたと
いうところは残す。
しかし、舛添大臣の発言は、
「年齢毎の負担割合の明確化」が、年齢にかかわらず
保険に加入する制度で可能であるという誤解を含んでいます。
12と3は矛盾するのです。
おそらく、舛添大臣は、厚生省の官僚に相談せずに、
自分の数少ないブレーンと相談して、この私案を発表したのでしょう。
厚生労働大臣が、確固とした論理的裏づけもなく、
思いつきで、改革案をポンポン言うのは問題です。
実際、前鴨下厚生労働副大臣も「副大臣」留任を拒否しました。
思いつきで改革案を発言する大臣についていけない
という判断からではないでしょうか。
民主党は医療改革のあるべき姿としての
「一元化」を3年間議論しています。