2010.6.7
政権交代以降、9ヶ月連続自殺者が減少
~何が何でも国民の命を守りたい!!~
少しだけ明るいニュースです。5月も自殺者が減りました。
前年同月比10%、307人減りました。
これで1月から5月までは 昨年より1295人減り、
9%減となりました。
政権交代した昨年9月以降、前年より自殺者が連続減り続けています。
この9%減のペースが続けば、今年の自殺者数は
13年ぶりに 2万人台に減らせるかもしれません。
もちろん、自殺者はゼロが理想ですが、まず第一歩は、
2万人台に減らすことです。自殺者が減っている理由は不明です。
鳩山政権の「命を守る予算」が効果を発揮しているのかもしれません。
自画自賛になりますが、私は 厚生労働省政務官として、
様々な取り組みをしました。
子ども手当、父子家庭への児童扶養手当支給、
最近失業した人の国民健康保険料の半額減免、
低所得の高校授業料滞納世帯への生活資金貸付、
高校授業料無償化、10年ぶりの医療診療報酬改定、
雇用調整助成金の要件緩和で80万人の失業を防ぐ。
さらに、
4月から 低所得者の障害者福祉サービスの無料化、
非正規雇用労働者の雇用保険への 加入要件の緩和
(半年以上から2ヶ月以上に)により
255万人が新たに雇用保険に加入。
5月から 消えた年金の被害者に支払う遅れの年金に
利がつくようになりました(対象330万人)。
さらに、12万人規模の失業者への職業訓練の創設
(低所得者には最高12万円の生活資金給付)など。
このような政策により、もしかしたら生活困窮者の方々が
生きる希望を持って下さったのかもしれません。
この6月にも 全国のハローワークでは、
悩みの相談窓口を書いた 自殺対策のチラシを配っています。
自殺対策については、何が特効薬かはわかりません。
菅総理もかねてから「最小不幸社会の実現」を
掲げておられますが、困っている人々に対して、
「あなたは一人ではない」と、支援の姿勢を
行政が示すことが 必要です。
内閣府参与で 自殺対策のNPOライフリンクの清水さんを
先頭に取り組みます。
自殺については、3つ以上の不幸が重なると危ないと言われます。
たとえば、失業し、病気になり、離婚する。
このような三重苦が自殺の引き金になります。
あるいは、倒産、病気、多重債務の三重苦かもしれません。
私も親友を自殺で失いました。心優しいがゆえに、
自分を責めてしまう人もいます。
火曜日に 新しい内閣府担当大臣が決まります。
内閣府担当大臣は、消費者問題、男女共同参画、少子化担当、
そして、自殺対策担当大臣です。
長妻大臣も自殺対策には
並々ならぬ意欲を持ち、取り組んでいます。
新しい自殺対策担当大臣と力を合わせ、自殺対策に取り組みます。
「命を守る政治」を目指します。
私は 個々の政策により
簡単に自殺者が減らせるとは思っていません。
しかし 私は
政権にとって大事なことは メッセージだと思います。
「三重苦に苦しんでいる人を1人にしない」。
「国民の命を何が何でも守りたい」、
というメッセージを政府が発することが 大事です。
文字通り国家とは 国民の家なのですから。