やまのい和則の 「痴呆ケアの切り札・グループホーム!」 第29号(2000/12/28) メールマガジンの読者の皆さん、こんにちは。 グループホームの成果の次のような話。 ☆ ☆ ☆ 「2週間前にグループホームをスタートさせた。8人入居。 たった二週間だが、全員がびっくりするほどよくなった。 その笑顔を見せたい」と言って、写真を持ってきてくださった。 「やまのいさんの本に書いてあるように、本当にグループホームは 効果があります」と何度も言われて、私も嬉しかった。 「たとえば、ある要介護3の痴呆症のおばあさんは、短歌の先生だ った。そこで、職員の私が弟子入りをさせてもらい、毎日、短歌を 教えて下さいと言うと、そのおばあさんは毎日素晴らしい短歌をつ くって下さり、笑顔で指導をしてくれる。 みちがえるようにそのおばあさんは元気になった。 特別養護老人ホームに20年勤めて今までがんばったが、特別養護 老人ホームでは忙しかったり、慌しかったりして、十分なケアがで きなかった」とのことでした。 そのグループホームでは、入居者一人一人の特徴や、得意分野を 理解し、生活リハビリをしているそうです。 ☆ ☆ ☆ 先日もらったある大学生からのメールでは、 「グループホームでバイトをしているが、グループホームとは名ば かりで、お年寄りをほったらかし。 グループホームの美名で金儲けをしている施設が増えると困る」と いう内容だった。 ☆ ☆ ☆ やはり、良いグループホームの報告は聞いて嬉しい。 ☆ ☆ ☆ ある相談、グループホームの事業者。 グループホームを10ヶ所くらいに増やし評判はよいが、やはり、 介護報酬が低いので採算が成り立ちにくく増えにくいとのこと。 私も頭を抱える。 介護報酬を早急に引き上げるように、私も国会で頑張りたい。 また、先日も述べたようにシルバービジネスのグループホームにも 建設補助が出るように運動したい。 今年もあと少し、よろしくお付き合いください。 やまのい和則 拝 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 追伸 デンマーク在住の日本人福祉研究家である片岡豊さんから、クリス マスメールが届きました。 片岡さんはデンマークで、国民高等学校を開いておられます。 下記は素敵なホームページです。 デンマークの福祉に関心のある人はのぞいてみてください。 DSSA ー 福祉情報 http://plaza15.mbn.or.jp/~dssa/ ゆたかのホームページ ー プライベートなサイト http://home15.inet.tele.dk/yutaka/index.html エグモント・ホイスコーレン2000年度の日本人生徒サイト http://elev-jp.egmont-hs.dk/ |