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    やまのい和則の
      「痴呆ケアの切り札・グループホーム!」

      - Yamanoi Kazunori Mail Magazine -

             第26号(2000/12/03)

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 今日は東京で「痴呆性高齢者グループホーム連絡協会」のNPO
法人認可記念シンポにパネラーとして参加。

メールマガジンの読者の皆さん、こんにちは。今日も東京日帰り。
帰りの新幹線の中でパソコンを打っています。

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 また、本題に入る前に1つ連絡があります。
それは、私の3つのメールマガジンについてです。その内容の重な
りと違いについて説明します。

 私は、3つのメールマガジンを発行しています。
「国政に福祉の風を!」という政治のメールマガジン、
「軽老から敬老へ」という福祉のメールマガジン、
「痴呆ケアの切り札・グループホーム」というグループホームの
メールマガジン。


 政治のメールマガジンと福祉のメールマガジンは9割くらいの
内容が重なっています。
たとえば、介護保険についての詳しい専門的なニュースなどは、
福祉のメールマガジンでは流しますが、政治のメールマガジンでは
流しません。

また、グループホームの専門的なニュースは、グループホームの
メールマガジンと福祉のメールマガジンの両方で流しますが、政治
のメールマガジンには流しません。

ループホームのメールマガジンは政治色はあまりなく、グループ
ホームやユニットケアや痴呆ケアについてです。


 このような状態ですので、政治のメールマガジンと福祉のメール
マガジンの両方に登録して下さっている方は、どちらかを登録を
解除してもらったほうがいいかもしれません。
ご自分で解除が難しい場合は、「登録解除」と返送してもらえれば
こちらで解除します。

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「痴呆性高齢者グループホーム連絡協会」NPO法人認可記念シン
ポジュウム。
このような政治的にも中立なシンポに、議員がパネラーとして呼ん
でもらえることは珍しい。千代田公会堂で350人が参加。

 まず、大熊由紀子さんの講演。いつ聞いても勉強になる。
私は、大熊さんの講演を13年前に聞いて感動して、本格的に高齢
者福祉の研究者になった。

 午後3時から5時過ぎまで、パネルディスカッション。
コーディネーターは菅原弘子さん。
パネラーは岡本祐三先生、山崎史郎老人福祉計画課長。松下札幌市
福祉部長。そして、自民党から鳩山邦夫さん、民主党から私。
しかし、鳩山さんは急用が入って来られなかった。

 なお、このシンポにはテレビ局が取材に来た。

 シンポでは、いつもの持論。
「グループホームは小学校区に1つ。
全国に25000ヶ所を5年以内に増やすべきだ。
そのためには介護報酬のアップが必要。
グループホームは、助け合いのあたたかい地域社会づくりの突破口。
グループホームが増えて、地域に心身に障害のある方々が暮らせる
ようにする。弱ったひとを人里離れた施設に入れる、20世紀型の
やり方を変えよう」
などと訴えた。

さらに、私は先日、厚生委員会でも取り上げた
「グループホームには、夜勤が必要だ」ということを訴えた。

しかし、山崎課長は、
「グループホームに、夜勤が必要だという気持ちはわかるが、夜勤
をグループホームで制度化すれば、いま月に25万円の介護報酬が
40万、50万にはねあがる。ほかのサービスとのバランス上、グル
ープホームだけそこまで優遇するのは、無理」と言った。

 私は納得できなかった。が、今後ともこの問題には取り組んでい
きたい。

「夜勤が必要。
介護報酬が低い。
人手が増えないとよいケアはできない」などと、
私が、要求ばかりしたので、少しシビアな雰囲気にシンポはなって
しまった。

しかし、私も政治家である以上、
「みんなで頑張って、やさしくいいお世話をしましょう」というよ
うな根性論や、情緒論でグループホームの質を、論じたくない。

やはり、質のアップをいう以上は、その裏づけとなる人手や財源の
問題に切り込まざるを得ない。

今日まで、グループホームの普及の為に、尽力して下さった
「ミスター・グループホーム」の山崎課長を批判する形になって、
心苦しい。
しかし、夜勤体制の不備などで、グループホームで事故や虐待が起
ってからでは遅いので、私はこの夜勤問題をてこに、グループホー
ムの質を向上する運動は、今後もしていきたい。

でも、少し気が重い。
このようにグループホームに熱心に取り組んでこられた、山崎課長
も省庁再編に伴い、1月には人事異動する可能性が高い。

後任に、グループホームに詳しくない課長さんが来れば、また、
2年くらいグループホームの普及は、ストップしてしまう。
後任の課長に、グループホームに熱心な人が来て下さることを願う。


 テレビのインタビューを受けた(放映はずっと先らしい)。

「私はグループホームをライフワークにして、グループホームだけ
に熱心に取り組んでいるように思われる。

グループホームでよいケアを実現し、多くの人にその実例を知って
もらえれば、
『ぼけても普通に生きられる』
『痴呆性高齢者もお世話の仕方によっては、こんなに穏やかに暮ら
せる』
という思想を日本中に広げることができる。

そうなれば、日本の福祉の質を一気に底上げすることができる」
と話した。

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 今日、ホームページやメールマガジンの宣伝をしたので、アクセ
スや登録が増えることを願う。

それにしても、今日のシンポでは感激した。

初対面の厚生省の方やグループホームの方などでも、挨拶が
「山井さんのホームページ見てますよ」
「メールマガジン読んでますよ」という方が多かった。

やはり、そういうインターネットの時代になったんだなあと思う。
 今日はこれで終わりにします。東京で打ち始めて、いま名古屋に
着きました。 
                 やまのい和則 拝

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