活動報告

Activities

山井の活動



5月10日(水)衆議院厚生労働委員会で、加藤厚労大臣と質疑します。
国会の状況により、多少前後する場合もございますが、私の質疑時間は、10時50分~11時25分までの予定です。


インターネットで配信されますので、ぜひご覧ください。

『子どもたちが、輸血拒否により、死なないようにして欲しい!』
『大ケガや重病の手術の時、輸血を受けさせて欲しい!子どもの生きる権利を!』
エホバの証人の元信者の多くの方々から切実な要望を受け、私は、10日(水)に加藤厚労大臣に国会質問します。
最新の調査により、エホバの証人の家庭の子どもたちが、親が輸血を拒否したため、死亡した複数の事例があることが、明らかになりました。
それに対して、エホバの証人の元信者の多くの方々から、『子どもには、生きる権利があるはず。今日、子どもがもし、ダンプカーにはねられて、大ケガをし、緊急手術が必要になった際、エホバの証人の親は、必ず、子どもへの献血を拒否する。そうしたら、子どもは死ぬ。おかしい!もし、親が輸血に反対しても、子どもは、輸血が受けられ、命が救われるようにして欲しい!』と、私は、切実な要望を受けています。
エホバの証人という宗教は、教義により、輸血を禁止しているのです。
毎日新聞調査では、3割の小児科中核病院が、『宗教を理由に、子どもの患者に対し、輸血拒否などの医療拒否を経験した』と、回答。
実際、重病の子どもが輸血拒否により死亡した事例も明らかになりました。
さらに、『親が反対しても、子どもの命を救うために輸血する』との回答は、6割の病院だけであり、残りの4割の病院では、輸血が受けられず、子どもが死ぬ可能性があります。親の反対を押し切り、輸血した場合、親から訴訟されるリスクを、病院も心配しているのです。
『子どもへの輸血拒否は、医療ネグレクトであり、児童虐待である!』と、昨年末、厚労省は、私たちの要望に応じて、ガイドラインを発表しました。
しかし、ガイドラインを厚労省が発表しても、訴訟リスクがある以上、親の反対を押し切り、子どもに輸血をしない病院が少なからずあります。
これは、医師や病院が悪いのではありません。
そこで、緊急手術が必要な場合などは、親が反対しても、輸血をして子どもの命を救ってもよい!という答弁を、加藤厚労大臣から引き出すために、国会質問します。
エホバの証人の家庭に生まれたという理由により、大ケガや重病の際に、子どもが輸血を受けられず、死亡している事例がある。
この問題を解決に導くには、医師の方々や病院にリスクを負わせるのではなく、厚労省や国会が、エホバの証人の家庭の子どもであれ、必要な医療を親が反対しても提供し、子どもの命を守る!という方向性を出すべきと考えます。
もちろん、医師や病院関係者と協議をした上で、方向性を打ち出す必要があります。



このような宗教を理由とする医療拒否の問題は、今までから10年、20年、放置されてきた問題です。
私は医師ではないので、不勉強な部分もありますが、今日までに、10数人のエホバの証人の元信者の方々とお目にかかりましたが、みんなから『子どもに輸血を受けさせて欲しい!』と、強く要望を受けてきました。
その切なる声を、加藤厚労大臣にぶつけます。
また、国会質問では、『少子化対策の財源確保のための、年金、医療、介護などのカットはしないように!』と、加藤厚労大臣に要望します。
私は信教の自由は、守るべきと思います。
しかし、子どもの命も、無条件に守るべきと考えます。
宗教がらみの質問は、国会でもタブーな部分があり、今日まで、宗教と医療の問題は、触れられてきませんでした。
しかし、私はあくまでも宗教批判ではなく、どんな家庭の子どもも等しく必要な救命医療が受けられ、大ケガや重病の際に、命が守られるべきだと訴えたいです。私も仏教の高校で学び、宗教は、人間にとって大変重要だと感じています。