2016.9.8
政府の矛盾
臨時国会対策チームで、働き方改革について役所からヒアリング。
「非正規、長時間労働なくす」「働き方改革推進室が始動」(毎日新聞、9月3日)。鋭い記事。
記事の表にあるように、政府が目指す「長時間労働の是正」と、政府が既に国会に提出し成立を目指している「残業代ゼロ法案」(労働基準法改正、長時間労働を助長するとの批判が強い)は、矛盾している?との指摘。
長時間労働を助長する残業代ゼロ法案は、まず撤回すべき。
更に、「非正規という言葉をなくしたい」と政府は言いながら、非正規の最たる派遣労働を増やす派遣法改正法案を昨年、強行採決。
非正規を増やす法案を強行採決しながら、「非正規をなくす」とアピールするのは言行不一致。
「長時間労働の是正については労働基準法を改正するのか?法律改正はしないのか?」と私。
「法改正するか、法改正せずに行動計画だけを作成するのかは、これから検討」と担当者。
「法改正しないなら、実効性はほとんどないですよ。法律があってもなかなか守られないのが、労働基準法なのですから」「長時間労働是正の法律をつくる場合は、どの大臣がつくるのか?国会審議の責任者はどの大臣か?」と私。
「法律を作成する責任者は加藤1億総活躍担当大臣で、国会での法案審議の責任者は塩崎厚労大臣」と担当者。
「法律を作成する大臣と、国会で答弁する大臣が違うなんてあり得ない。厚労省が責任を持って長時間労働是正の法律を作成するのが筋ではないか」と私。
夕食は、新幹線で駅弁「秋の彩り弁当」
華やかな弁当です。