活動報告

Activities

山井の活動

20160618子どもの貧困対策法成立3周年
子ども貧困対策センター「あすのば」の集いに参加。
当事者である貧困な学生さんたちやお母さん、支援する方々からの発言がたくさんありました。
「高校生、大学で1,000万円の借金、奨学金の返済を抱えている。就職して返済するが、毎月4万円の返済は大変。利子だけで100万円。せめて無利子にして欲しい」
「結婚したい、と若者から相談を受けているが、若者カップルで合わせて2,000万円の奨学金の返済がある。大学で学ぶために、なぜこれだけの借金を背負わねばならないのか?学びたい子どもや若者が当たり前に学べる社会をつくるべき」
「生まれた家庭によって、なぜ、大学卒業時にこれだけの借金を背負うことになるのか?」
「貧しくて、肉や野菜が食べられないひとり親家庭がおられる。子どもの貧困対策は待ったなし。なぜ、毎年、毎年、お母さんや子どもたちが、涙ながらに訴え、お願いしないと、子どもの貧困対策は進まないのか?当事者として発言するのは勇気がいる。やめたいと思ったこともあるが、誰か当事者が声をあげないと制度は充実しない」など、書き出せばキリがありませんが、切実な発言ばかりでした。
政府は「返済不要の大学の給付型の奨学金創設を検討する」と約束しています。その実現に向け頑張らねばと痛感しました。
何のために政治は存在するのか?を考えさせられました。私自身、毎年、学生さんたちやお母さんたちの涙ながらの訴えをお聞きしながら、自らの力不足を反省しています。「あすのば」の運動により、今年から36年ぶりに児童扶養手当も増額されますが、まだまだです。頑張ります。
法成立3周年・あすのば設立1周年のつどいに180人が参加! >> あすのばHP