活動報告

Activities

山井の活動

待機児童対策本部の初会合。
保育園に落ちた、4組の母子の方からヒアリング。
お子さんが元気に部屋を走り回る、いつもと雰囲気の違った会議でした。

 
待機児童対策を検討 民主、公明が初会合 >> 日テレNEWS24 3月15日
民主・岡田代表、待機児童問題に「結果出すことが非常に大事 >> フジテレビNEWS 3月15日
民主 待機児童問題の対策本部で具体策取りまとめへ >> NHK NEWS 3月15日

 
20160315-待機児童対策本部会議
<お母さんのブログより>
今日、国会に来てお話くださったお母さんのブログに、感想が記されていました。以下、匿名で転記させていただきます。
本日11:50~12:20、衆院会館で開かれた、民主党の「待機児童緊急対策本部・第1回」に出席しました。出席議員は岡田克也本部長、蓮舫本部長代行、山井和則副本部長、阿部知子副本部長、山尾志桜里事務局長。
待機児童保護者の皆さんが赤ちゃんを連れ、エルゴやバギーで集まると、会館の入り口で、山尾しおり議員が「ありがとうございます、赤ちゃん連れてここまで来るのは大変だったでしょう」と迎えてくれました。このやり取りだけで、ああ、この人は分かってる…と思いました。山尾議員ご自身、お子さん連れで出勤し議員会館内の保育所を利用したことがあるそうです。現場感覚を持つ方が国会にいることを、心強く思いました。
今日、参加したお母さん達は都内在住で保育園不足の問題を体感しています。ある方は「0歳でも1歳でも待機が300人もいて入れなかった。上の子が通っていた認証園に何とか入れてもらった。つてがない人は一体どうしているのか」と言います。
別の方は認可も無認可も見つからず、育休延長について会社に相談したところ「あなたの育休中、代替要員としてきてもらっている派遣社員の人はどうしたらいいか」と言われて困っています。
本当は1歳まで一緒にいたかったけれど、1歳児枠は入りにくいから、やむを得ず0歳で復帰しようとする方も多くいらっしゃいました。認可保育園は点数制度で、夫婦ともにフルタイム外勤0歳児クラス申し込みで入れず「認証で待機してポイント稼がないと入れなくて当然」と自治体の窓口で言われた方も。
保育士不足問題対策のため、当初、野党は月額1万円上乗せ案を発表しています。すぐに、少なすぎる、という声が上がる中、蓮舫議員が4万円という数字を出していたのが印象的でした。会議の場でこの点を尋ねたところ「5万円も考えています」という発言に勇気づけられました。与野党問わず、優先課題として考えてほしいです。

控室では山井和則議員から、こうして当事者が国会まで来る意義を聞きました。「私たちは予算の優先順位を決めるのが仕事です。子どもに使うのか、他のものに使うのか」。業界団体の方々は頻繁に国会へ足を運び、議員と関係を作ります。働く親は仕事と子育てで忙しくて、これまで、そういう時間を作るのが難しかったかもしれない。でも、当事者が動き、報道があれば政治は動くんです、と。
私自身は昨年まで保育園保護者でした。自分の経験に加え、子ども向けの予算が少ない問題を指摘、OECD加盟国のGDPに占める保育・就学前教育予算データを紹介しつつ、保育士の待遇改善を1万ではなく4万、5万にして欲しいとお話ししました。
終了後、お母さん達に取材申し込みをする男性記者の姿が印象に残りました。私のところには、ある媒体の男性記者がデータ(予算や保育園の仕組み等)について質問に来てくれました。「1歳児が入りにくいのはどうしてですか?」等など、「働くお母さん」以外の属性の方が関心持ってくださってよかったです。
取材者の立場で本日いちばんの収穫は、山尾議員にあの匿名ブログを「国会質問で使うべきです!」とプッシュした方にお会いできたこと。山尾議員の事務所でインターンをしている大学生です。「こんな状況では、自分は将来、東京で子育てができない」と危機感を抱いたそうです。ネットの世論がサイレントマジョリティーの気持ちを代弁していることを、若い世代は理解しています。職場に多様な人材がいることの良さを感じながら議員会館を後にしました。
今後、継続して当事者の声を聞く会が開かれるそうです。保育園に入れず困っている方、国会でご自身の声を届けたい方、個別にメッセージ下さったら、政策秘書の方におつなぎします。これは与野党関係なく取り組んで欲しい課題なので、自民党や公明党の議員の方にも出席してほしいと思っています。