2015.11.10
『一億総活躍』は言行不一致!! 安倍総理を追及
~安倍政権の政策と真逆ではないか?~
衆議院予算委員会で、社会保障政策等について安倍総理に質問しました。以下、テーマ別の要旨です。
写真拡大可
~介護・保育政策について~
山 井
「安倍政権は、一億総活躍と言いながら、今年4月に障害福祉報酬を、実質的に史上初めて切り下げた。言行不一致ではないか。介護職ゼロと言いながら、介護報酬も実質的に過去最大の切り下げだった。介護事業の倒産は過去最大で、人手不足は深刻だ」
安倍総理
「現在のところ、安定的に介護サービスは提供されている。月額1万2千円の処遇改善の加算はつけた」
山 井
「介護、障害福祉、そして保育の職員賃金は、全体よりも月10万円低い。月給アップのため、予算措置をするか。待機児童は5年ぶりに増加した」
安倍総理
「介護報酬は増やせない。消費税分の負担は、社会保障の財源として(施設も)等しく背負っているもの。保育の受け皿を整備して、待機児童ゼロを実現する」
山 井
「普段は弱者切り捨て政策をしながら、選挙前だけ、一億総活躍と言って、障害者、高齢者、子どもに優しいふりをするのはおかしい。新三本の矢や1億総活躍は言っていることとやっていることが違うのは問題だ」
~国民への説明責任について~
山 井
「安倍総理の外交日程では、日本にいる日も多い。臨時国会を開いて下さい。憲法53条に基づいて要求している。安保法案に加え、今回も憲法違反か」
安倍総理
「予算編成を考え検討する」
山 井
「なぜ逃げるのか。国会を開き、国民への説明責任を果たすべき。歴史上1年間で通常国会しか開かれなかった例はない(添付資料)。今回が初。憲法53条の臨時国会要求に応じないのは憲法違反。『TPPが合意したら丁寧に説明する』と総理は言っていたではないか」
安倍総理
「外交日程を考え検討」
山 井
「憲法53条に基づき求めている。自民党憲法改革草案では53条を『野党が要求したら20日以内に臨時国会を招集せねばならない』となっている!」
安倍総理
「外交日程がある」
山 井
「総理が日本にいなくても国会は開ける。なぜ開かないのか」
私と安倍総理の質疑が報道されました。
時事通信 >> 臨時国会召集に消極的=安倍首相