衆議院予算員会で、非核三原則や平和安全法制について安倍総理を追及しました。

山　井　
「なぜ広島の平和式典で非核３原則の堅持を言わなかったのか？式典のあいさつは世界に核廃絶をアピールする場だ。国是を言わなかったのはおかしい。」

安倍総理　
「非核三原則は国是であり前提である。変えるつもりはない。長崎のあいさつの時に入れる。」

山　井　
「長崎で入れるのに広島で抜くのはおかしい。非核三原則という国是は、そんな軽いものではない」「安保法案では、法律上、自衛隊が核兵器を輸送できるのか？」

安倍総理　
「法律的には可能だが、政策上はあり得ない」「総理大臣として言っている」

山　井　
「唯一の被爆国、日本で、法律的に核兵器を自衛隊が輸送できるようにする安全保障法案を強行するのは許せない」「政策判断としてあり得ないと、憲法違反の安保法案を出している安倍総理が答弁しても国民は納得できない。政権が変われば可能になる」
「法律的に可能なのが問題なので、あり得ないと言うなら、安保法案に核兵器を輸送から除外すると書くべきではないか？」

安倍総理　
「あり得ないから、いちいち書く必要はない」

山　井　
「国会議員は１０年、２０年先も平和な日本を守るために、法律を議論している。今の政権としてあり得ないと判断しても、法律的に核兵器を自衛隊が輸送可能にする危険な安保法案は、唯一の被爆国の日本で認められるはずがない」

朝日新聞デジタル ＞＞ 首相、核兵器輸送「１２０％あり得ない」　予算委で強調　
「120%あり得ない」と安倍総理は言ってますが、「安保法案は、自衛隊による弾薬の輸送を可能する法案であり、その弾薬には核弾頭付きの核ミサイルも含まれる」と、中谷防衛大臣も答弁してます。
核兵器輸送が「あり得る」法案を国会に提出しながら、いくら「あり得ない」と大きな声で総理大臣が叫んでも、論理が破綻しています。国会は、総理大臣の決意や願望でなく、この法律は何を可能にし、何を禁止する法律か、を、冷静に議論し、後世に恥じない結論を出す場です。「ゆるい法律」を作って、あとで、「そんなつもりじゃなかった」「想定外のことが起こった」では済みません。唯一の被爆国である日本の自衛隊が、核兵器輸送を可能にする法律を持つのはおかしい。

衆議院予算員会で、過労死と残業代ゼロ法案について安倍総理に質問しました。

山　井　
「長時間労働により過労死した場合、会社側がお葬式の日に故人のパソコン記録を消去し、労働時間がわかる証拠を隠滅する労災隠しが続出している。違法ではないか」

安倍総理　
「労働時間を隠蔽する悪質なパソコン記録の消去に対しては、徹底した調査を行う」

山　井　
「月に百時間以上の残業のブラック企業で、22時間の徹夜勤務の後、過労死した若者もいる。残業代ゼロ法案は、こんなブラック企業を増やす過労死促進法だ」

安倍総理　
「健康を確保し生産性を上げる法案だ」

山　井　
「過労死の家族の方々も心配し、残業代ゼロ法案に反対している。経団連は残業代ゼロを要望しているが、安倍総理は企業寄り過ぎる。人の命を犠牲にする成長戦略はあり得ない」