2015.6.19
派遣法改悪が与党の賛成多数で可決
写真は、「派遣法改悪」起立採決のようす。
今日は厚労委員会で、労働者派遣法の質疑・採決され、残念ながら、今日、強行採決で労働者派遣法は、衆議院本会議を通過しました。
厚労委員会の採決の後、廊下でたまたま、委員会を傍聴されていた女性にお目にかかりました。その方は、専門26業務で10年以上、働いてこられた50才代の方で、「この法改正が成立したら、あなたは3年後に雇い止め』と言われている。この採決で私の雇い止め、解雇が決まった。あんまりです!」と、ポロポロ涙を流して悲しんでおられました。
東京新聞 TOKYO WEB >> 「生活が…」泣き崩れる傍聴者 派遣法改正案 衆院通過へ
人を失業させる法改正なんて、前代未聞です。国民の雇用の安定を守るはずの国会で、派遣という不安定な労働者を益々、増やす改正が行われるのは問題です。派遣法は、参議院に審議が移ります。阻止せねばなりません。
臨時的、一時的には、派遣という働き方は良いですが、一生、派遣で働かざるを得ない方々が増えているのは問題です。今回の派遣法改正は、更に、一生、派遣の若者を増やします。
今回の派遣法改悪の阻止を訴える派遣社員の方々の切実な声、悲鳴を連日お聞きしています。
昨年から、十数回にわたり、50名以上の派遣社員の方々の要望を聞き続けてきました。今回の派遣法改正に賛成の声は、派遣の当事者の方々からは全くお聞きしませんでした。全員が反対でした。