2015.5.20
派遣労働者50万人、路頭に迷いかねない ー派遣法追及.3ー
<専門業務の派遣労働者50万人の解雇は、大問題> 衆議院厚生労働委員会にて、塩崎大臣と論戦。
山 井 「専門業務の派遣の方約50万人は、今まで期間制限がなく、これからも継続して働けたのに、今回の改正によって上限が3年になり、3年後に解雇されることになる。「これでは、人生設計が立たない」「このような約50万人の方は失業するのではないか?」
塩崎大臣「期間制限が派遣で働く方の雇用の機会に悪影響を与えないように、個人単位の期間制限の上限に達する方に対して、派遣元が雇用安定措置を実施することを新たに義務づける」「雇用安定措置を講じない派遣元に対しては、厳正な指導等を行い、義務の履行を確保する」
山 井 「さらっと雇用安定措置があるといったが、全く実効性はない」「正社員での直接雇用は無理、新たな派遣先を紹介してもらうといっても、今までより給与が低くなる」
塩崎大臣「専門業務でも8割が有期なので、今でも絶えず契約が公開されるか不安を持っている」
山 井 「この50万人の専門業務の派遣の方々は、一歩間違うと路頭に迷いかねない。雇用安定ではなく、雇用劣化だ」