2015.3.10
「派遣法改悪」と「残業代ゼロ制度」について、塩崎厚労大臣の答弁
午後1時~1時半まで、予算委員会第5分科会(厚生労働)で、「労働者派遣法改悪と残業代ゼロ制度」について塩崎大臣に質問しました。
人材派遣会社が常用型派遣労働者を正社員と求人している問題、残業代ゼロ法案により残業代がゼロになる人数、など。詳細は下記のとおりです。
山井「人材派遣会社が常用型派遣の労働者を雇う際に正社員として求人を出している。問題はないのか」。
塩崎大臣「正社員の定義は厳密にはないので問題とは言えない」。
山井「『一生、派遣』の労働者を正社員と呼ぶのはおかしいのではないか?」「残業代ゼロ法案の中の高度プロフェッショナル制は、最初は年収1000万円以上だが、5年以内に引き下げる可能性はあるか?」。
塩崎大臣「まだ法案を提出していないので、先のことはわからない」。
ー 年収要件の引き下げを塩崎大臣は否定しません -
山井「残業代がゼロになる高度プロフェッショナルの対象者は、年収要件を上回る労働者の半分以上か、半分以下か?」。
塩崎大臣「法案が成立してから検討する」。
山井「大臣が残業代ゼロになる労働者の割合がわからないで法案提出するのは、無責任」。
山井「残業代という歯止めをなくし24時間24日連続576時間勤務を可能にする法案はおかしい」。
ー 与党議員から「死んじゃうよ!」「8時間労働が前提じゃないか!」とのヤジ -
ー 「ヤジの通り!過労死します。だから8時間労働原則をはずすのは問題」と私 -