活動報告

Activities

山井の活動
○大臣答弁を180度修正

塩崎大臣の11/5の厚労委員会での答弁は、労働者派遣法案と真逆の間違った答弁でした。

塩崎大臣は5回も「労働組合が反対したら、派遣は3年以上は延長できない」と答弁されました。しかし11/6になって塩崎大臣は答弁を180度修正。

しかし、11/6朝の厚労委理事懇談会で「労働組合が反対しても、説明さえすれば、3年以上に延長できる」とまた修正。

野党が塩崎大臣の答弁修正に激怒している理由は「労働組合が反対しても自由に派遣期間を永遠に延長できる」というのが今回の派遣法の最大の改正点なのに、大臣は「労働組合が反対したら3年以上は延長できない」と真逆の答弁を5回も連発したからです。

11/5(水)の委員会では塩崎大臣がこのように法案と真逆の答弁をしたので野党議員が驚いて「法案には、そんなことを書いてないでしょう」と言ったのに、また付き添いの官僚も答弁を修正するように言ったのにもかかわらず、大臣は耳を貸さずに間違った答弁を5回連発しました。そのため委員会は大紛糾したのに、翌朝には、答弁を修正。

恐ろしいのは、塩崎大臣が今回の派遣法改正の一番の根幹である「労働組合が反対しても自由に派遣期間を永遠に延長できる」ことを知らずに、「労働組合が反対したら延長できない」と誤解していたことです。法案提出の責任者が法案内容を理解していないということです!

○厚労大臣の役割は、株価対策ではなく労働者を守ること

塩崎大臣は、労働法制には詳しくないのですが、GPIF年金積立金の年金運用を拡大をするために大臣に就任しました。

株価対策の大臣です。しかし本来、厚労大臣は株価アッブではなく、労働者を守ることが仕事のはずです。今回のように派遣法案の中身を大臣が理解していない、なんてことは許されません。11/5の委員会での私との質疑でも、私が質問するたびに、塩崎大臣は後ろの席の法案担当官僚に毎回、相談して答弁していました。

私も呼びかけ人の一人で、役員にもなっている、非正規待遇改善の超党派議連発足しました。非正規労働者の待遇改善のために頑張ります!

○総理入り質疑を強行

「野党:衆院厚労委を欠席 派遣法改正案めぐり、激突ムード」と報道されました。通常は、総理入り質疑を行うのは採決直前の7回目の審議。それを2回目の審議で、かつ塩崎大臣が法案内容と真逆の答弁を連発し、審議が止まっている時に強行するのは異常です。派遣の規制を緩和する今回の法案が成立すれば、今120万人の派遣労働者は倍増し、一生派遣の若者が激増します。若者の人生を左右する法案を強行採決することはやめて欲しいです。

○強行採決はとんでもない。国民の声を聞きながら審議すべき
普通、今回の派遣法案のような重要広範議案は、6回ぐらい審議をした後に、参考人質疑と総理入りの質疑を行った上で採決するのが通常です。にもかかわらず今回は、1日しか質疑をしておらず、その1日についても塩崎大臣は、法案の内容と真逆の答弁を連発しました。このような状態で政府与党は、12日(水)か14日(金)の強行採決を予定しているようです。この国会で何が何でも成立させようとしているからで、とんでもありません。
この法改正によって100万人くらいの派遣労働者、それも一生派遣で働かざるを得ない若者が増えかねません。臨時国会で結論を出すのではなく、通常国会まで継続審議にして、しっかり国民の声も聞きながら審議をすべきだと考えます。
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