2025.9.10
次世代に何を残すか
ドイツ財務省を訪れ、政務次官と会談
『財政規律をはずし、インフラ予算を急増』
日本も物価高対策など、予算大幅増が必要!
政務次官からは、
『ドイツも、日本の現状に似ている。
政党が多党化し、野党の合意を得るため、巨額の5000億ユーロのインフラ整備基金を創り、老朽化した鉄道や学校などを整備することにした。
ドイツには、『次世代に借金を残さないための、債務ブレーキ法』という法律があり、財政規律を重んじる国だ。
しかし、財政規律を重んじるあまり、今まで、インフラ整備が遅れ過ぎ、このままでは、次世代にも悪影響になると判断した。
さらに、ウクライナ危機を受け、防衛費の増額も、来年度予算で決めた。』
との話を聞き、議論しました。
私は、巨額のインフラ整備基金の財源について質問。
『財源は、国債を発行して確保する。景気が悪いので、増税は無理』との答弁。
『巨額の国債発行は、次世代の借金になるという批判については、どう思うか?』と、さらに、私は質問。
『その批判は、ドイツでもあったが、不十分なインフラを次世代に残すことの方が、次世代に良くない、と考えた』
との答弁でした。
ドイツの現状がすぐに参考になるわけではないですが、日本でも、物価高対策、経済対策の大規模な補正予算を急がねばと痛感しました。
今回の視察は、衆議院の予算委員会の理事である自民、立憲民主、維新、公明の4人の議員と、財務省担当者2人などで、ドイツに来ています。
視察の議論を、来週のトランプ関税の国会審議や、秋の補正予算の審議、来年度の予算編成に活かします。
ちなみに、ドイツでは、会議の飲み物は、すべて瓶入りで、ペットボトルや缶の飲み物はありません。
『環境にやさしいドイツの会議』
ドイツで会議を重ねましたが、必ず、瓶入りの水やジュースが出されます。
缶入りやペットボトルの飲み物は、会議では出ません。
やはり、リサイクルを重視する、環境にやさしい国、ドイツだと、感心しました。
瓶入りの飲み物で、瓶をリユース、再利用するのが、一般的なドイツ方式です。
ただ、スーパーでは、ペットボトルの飲み物はたくさん売っています。
勉強になりました。




