2025.8.17
地蔵盆で茶香服(ちゃかぶき)
『地蔵盆で茶香服(ちゃかぶき)』
〜昨年は、ゼロ点で、大恥!今年は?〜
町内会の地蔵盆のメインイベントは、茶香服です。
5つのお茶を飲みくらべ、『玉露、かりがね玉露、上煎茶、深蒸し茶、玄米茶』が、どれかを当てます。
なんと、昨年は、私は、全く当たらず、ゼロ点で、大ショックでした。
一方、小学生が5点満点でした。
自称『宇治茶研究家』の私としても、昨年は、大変、恥ずかしい思いをしたので、今年は、気合いをいれて参加しました。
おかげ様で、今年は5点満点でした。
この1年間の精進が報われたかなあ、と、思いました。
それにしても、高温で淹れた、玉露とかりがね玉露の味の違いは、難しかったです。
茶香服の後に、ぬるいお湯で淹れて頂いた、玉露(写真右上)は、格別に美味しかったです!
昨日、千玄室大宗匠のお通夜に行き、記帳させて頂きました。
また、改めて、『お別れの会』にも、参列させて頂きます。
千玄室大宗匠のお話で忘れられないのは、『特攻隊の別れの茶会』です。
千玄室大宗匠は、特攻隊員の一員として、出撃する特攻隊員に対して、『別れのお茶会』を開いておられました。
お茶を一服飲み、『お母さんに、もう一度、会いたいなあ』と、言い残し、特攻隊員は、次々と、出撃し、飛び立ちました。
私も毎日のように、国会で、仲間の議員や役所の方々、お客さんに、お抹茶を点てて、お出ししています。
平和を願う、おもてなしの象徴が、お茶だからです。
いつも、私は、千玄室大宗匠の『別れの茶会』のお話を思い出し、大宗匠が、特攻隊員の時に、割れない茶器として、当時、持ち歩いておられたのと同様の『竹の茶碗』(写真、京田辺産)を、陶器の茶碗と共に使っています。
改めて、千玄室大宗匠のご冥福をお祈り申し上げます。
合掌
山井和則

