2025.5.23
加入者の99.9%の年金受給額が、上がる
私たちは、昨日から、自民、公明、立憲民主で、年金改革法案の修正協議をしています。
修正案は、多くの厚生年金受給者等の年金受給額が増える改革です。
しかし、厚生年金が減り、国民年金だけが増える、というデマ、誤解、厚生年金流用という反対意見が強く、今、必死に、与野党協議をしています。
来週、修正合意できるように、頑張ります!
山井和則拝
○年金の底上げの実現に向けて、与野党だけでなく政府からもしっかり発信してほしい!@厚労委員会質疑
山井:
昨日から立自共で修正協議している。時間が限られている中で、他党には協議に入って頂くことができず、お詫びしたい。厚労省の資料によれば、低年金の夫婦の場合は約700万円分給付が増える。年金が多い方でも、若年層では年金受給額が増える。マクロ経済スライドの底上げの効果だ。厚労委員の皆さんには底上げの効果を認識頂いているが、ネット世論では厚生年金の流用論が多い。基礎年金と国民年金の区別があいまいなことが一つの理由だと考えられる。この点について、厚労省もホームページの資料を修正したとのことだが、趣旨は何か。
福岡大臣:
加入する制度と受け取る制度が異なるが、適切に区別して広報していきたい。
山井:
国民からするととても分かりにくい。マクロ経済スライドの調整にはとても批判が強い。「基礎年金(国民年金)」という表現では理解されないのではないか。説明ぶりを工夫できないか。
厚労省政府参考人:
制度を分けてご説明することは重要。用語の説明には、ホームページを含めて慎重かつ分かりやすく対応していきたい。
山井:
基礎年金の底上げというのは、全ての年金加入者の底上げということでよいか。
福岡大臣:
3号被保険者も含めて、厚生年金の加入者が年金加入者の大層を占めている。しっかり伝えていきたい。
山井:
厚生年金加入者の年金が上がることを伝えないと理解は頂けない。厚生年金加入者等の年金底上げと表現してよいか。
厚労省政府参考人:
結構だ。
山井:
厚生年金受給者の年金受給額の状況に寄与するということ。厚生年金基金を使って基礎年金の底上げという表現は誤解を生む。厚生年金受給者の受給額を減らすという誤解を解消できるようにしたい。厚労大臣からきちんと発信してほしい。
福岡大臣:
多くの厚生年金加入者の受給額を上げるということを、しっかり申し上げていきたい。
山井:
厚生年金の積立金を使って底上げするのだから、厚生年金減るだろうという誤解が広がっている。誤解が広がり実現できなければ、みんなが不幸になる。
福岡大臣:
報酬比例と基礎年金の配分割合を変えることで、報酬比例の代替率は低下するが、国庫負担が大きく寄与するため、基礎年金の代替率が上がり、加入者の99.9%の受給額が上がる。
山井:
国庫負担がついてくるから受給額が上がる。新聞報道も厚生年金が減ると書いてある。減るとしか報道されていない。しっかり説明して理解を得るために、超党派で頑張っていきたい。