2025.5.21
高額所得者以外の年金アップ @立憲案
今日の党首討論で、与野党で、年金改革の協議をスタートすることになりました。
私も厚労部会長として、実務者協議に明日から参加することになります
私たちが、提案している修正案が実現したら、一部の高額所得者以外の現役世代の厚生年金の受給額が増えます。
5月19日に厚労省が公表した試算により、このことが、確認できました。
年金底上げのため、頑張ります!
今日の厚生労働大臣と私の「年金に関する質疑@厚生労働委員会」、以下、主な内容です。
山井:
現役世代の年金底上げの私たちの修正案について質問したい。
修正案では男性は62歳以下、女性は66歳以下の方は年金が増える。
女性の場合、生涯で401万円増える。
修正案が成立するかどうかで、低年金の方の人生が変わる。
与野党広く賛同いただきたい。
年金底上げをすれば、どのくらいの人の年金が増えるか。
厚労省年金局長:
50歳以下ならば、高額所得者以外は年金が増える。
山井:
50歳以下は、相当な割合の人の年金が増える。
報道では、中年や若者の4割は、修正案に反対との世論調査が出ているが、これは厚労省の試算が出る前の状況。
もし、厚労省のこの試算が発表された後の来週末に世論調査が行われれば、多くの人が賛成に転じてもおかしくない。
現在38歳以下の方の何%の厚生年金が増えるか。
厚労省年金局長:
修正が実現したら、38歳以下は、99.9%の方の年金が増える。
山井:
驚くべき数字だ。
私が知ったのも昨日。
これを知らずに、自民党の議論であんこ(底上げ)が抜かれたのもわからなくもない。
我が党内でも、データが出る前は、修正案に対して、否定的な意見も多かった。
99.9%の38歳以下の方々の年金底上げを与野党を超えて周知を願いたい。
特に低所得の方ほどプラスの影響が大きい。
大臣の見解をうかがいたい。
福岡厚労大臣:
政府として与野党協議に言及はできないが、議論を通じて将来の年金のイメージして頂くことは重要。
山井:
石破総理は、「底上げは5年後に検討」と答弁したが、先延ばしせずに政策を判断するのは政治家の仕事。
5年後に先送りするなら厚労委員会はいらない。
今回の改正で底上げ修正案が、法律に入った方が、5年後に実現する可能性は高まるのではないか。
厚労省年金局長:
国会の決めて頂いたことを実施するのが政府の役割。
山井:
これから1週間で底上げの意思を厚労委員会で示せば、実現する可能性が高まる。
参議院選挙の争点にすべきではない。
男性より女性の方が長寿のため底上げ効果が高いということでよいか。
厚労省年金局長:
ご指摘の通り。
山井:
男性より女性、高齢者より若者、正規より非正規の年金が増える。
ただし、そのためには財政負担が必要となる。
その財政負担は2052年は13.6兆円とのことだが、現在2025年の財政負担はいくらか。
厚労省政府参考人:
13.6兆円。
山井:
底上げをしても、国庫負担の財源の水準としては現在と同じ。
底上げ修正は、そもそもは、厚労大臣経験者の自民党、田村憲久議員の発案だ。
与野党協力し、厚労委員会全体で、この案を合意し、実現したい。
以上