2024.9.10
「ぽらりす」「ふれあい・心のステーション」
生徒が接客します!『JOYカフェ』
宇治支援学校のカフェにお伺いしました。
『ご注文は、何になさいますか?』
『ご注文の品は、すべて出ていますか?』
少し緊張し、たどたどしいですが、高校2年生の男子生徒が、校内のカフェで、私に接客をして下さいました。
高校2年生、3年生が、このJOYカフェで、毎週月曜と木曜に、接客の実習をしておられます。
私は、ケーキと飲み物を注文しました。
『他に注文は、ありませんか?』などと、いろいろ、私に話かけて下さったので、
『高校卒業後は、飲食店で、働かれるのですか?』
と、私が聞くと、
『お菓子が好きなので、お菓子作りの職人もいいかなあ、と、考えてます。』
との返事。
教員の方にお聞きすると、
『生徒本人の特性ややりたいこと、障がいの程度に応じて、飲食店、農業、工場、清掃など、さまざまな進路が考えられます。
ただ、本人の就労支援、訓練も非常に重要ですが、加えて、職場のまわりの方々の理解やサポートも重要です。
職場の理解やサポートがないと、就職しても、人間関係がうまく行かず、仕事を辞めてしまうケースもあります』
とのことでした。
改めて、勉強不足で、学ぶ必要があるのは、障がいのある方々よりも、まわりの私たちではないか、と、反省させられました。
私が、スウェーデンに留学し、スウェーデン語を学んだ、国民高等学校の私のクラスには、盲目の学生がいました。
彼には、アシスタントが1人、授業中もつきっきりで、サポートしていました。
ある日、全校集会が開かれ、盲目の学生が、講師になり、視覚障害者のサポートの方法を全校生徒に教えてくれました。
やはり、障がいのある方々をサポートする方法を、私たちが学ぶことは重要です。
JOYカフェでは、会計やレジの使い方、買い物の包装も、生徒たちが実習します。
私は、陶器の食器を2つ買いました。『それは、3年生の生徒が作りました』とのことでした。
私は、『JOYカフェで、昨年買った、食器を、毎朝、朝食で使ってますよ』
と、話しました。
9月12日(木)、19日(木)には、宇治支援学校の校門前で、1時40分から2時10分、生徒さんたちが生産した野菜の販売会があります。
さらに、9月11日(水)と12日(木)には、大丸6階イベントホールで、京都南部の支援学校の生徒さんが作った品々が販売される『ふれあい・心のステーション』が、11時から3時半まで開催されます。
私は、昨年も、お伺いしましたが、盛況の会場の熱気は、今でも忘れられません。
生徒の方々の熱い思いがこもった作品が、いっぱい販売されているから、会場に熱気があるのだと思います。
その際に買った陶器の食器は、今も大切に使わせて頂いています。
JOYカフェや、『ふれあい・心のステーション』の盛況をお祈りします。
『ほこほこマルシェ』(イオン高の原)で、障がい者施設(木津川と精華)の手作りの食べ物や小物が、販売されました。
いづみ福祉会、相楽福祉会、ぼらりす、おーぷんせさみ、と、私のなじみの方々が、販売されており、クッキーや、抹茶ラスクなどを買いました。
ここでの売り上げが、障がいのある方々の『工賃(給料)』の引き上げにつながります。
『利用者が急に病気で休むと、報酬がカットされる「日割り制」を、変えてほしい』
『国からの運営費の予算を増やしてもらわないと、利用者の工賃(給料)は増やせない』
『職員の人手不足で困っている。職員の処遇改善をしてほしい!』など、施設職員の方々から、切実な要望をお聞きしました。
何とか、改善すべく、福祉現場の声を厚労省に伝え、協議をしたいと思います。
私も、何度か訪問させて頂いた、通所施設『ぽらりす』の手作りクッキーも、買わせて頂きました。
『ぽらりす』とは、開設された当初からお付き合いがありますが、『ぽらりす』の名前に込められた、下記のような温かい思いには、涙が出ます。
『ぽらりす』の施設説明文
『小学校・幼稚園・保育園と隣接し、地域社会と密着した活動を行っています。
障がいのある人たちにとって北極星(ぽらりす)のような存在でありたい。何かに迷った時、少し休みたい時、ぽらりすを目指してきてほしい。』
朝食に『パン和菓子喫茶 蓮』(山城町)で買った手作りパンを食べました。
古民家の喫茶店『蓮』のオーナーの藤山智子さんは、発達障がいを支援する『子育て学校』を20年前から開いておられます。
出来たての『たい焼き』を食べながら、発達障がいの支援や、就労支援について、お話をお聞きしました。
子育て支援、教育支援から、将来の就労支援にどのようにつなげるか?
私が2000年に当選し、衆議院本会議で最初に質問したのが、障がいのある方々への就労支援でした。
2004年には、私も中心議員の1人として、野田聖子議員などと共に、超党派で、議員立法『発達障がい児・者支援法』を成立させました。
しかし、支援は、まだまだ不十分です。
私が議員になる前に、2年間、留学をしていたスウェーデンでは、日本より、はるかに、障がいのある方々の就労が進んでいました。
障がいのあるお子さんたちの子育て支援、教育支援、就労支援のため、頑張ります!
今朝は、7時~8時、久津川駅で街頭活動を行いました。