2014.2.2
派遣法改正への懸念
先日の朝刊の社説でも、派遣法改正への懸念が出ていましたので、2つ紹介をさせて頂きます。
見出し「派遣労働見直し 待遇改善も念頭に進めよ」。本文でも「派遣社員の待遇改善などでは解決すべき課題を残した」と低賃金の派遣労働が固定化することに懸念が示されました。私も非常に心配しています。 今回は均等待遇が担保されずに派遣が自由化されます。一部の正社員の賃金が上がったとしても、低賃金の派遣労働者が増えれば、労働者全体の賃金は上がりません。 さらに、同じ非正規雇用でも、直接雇用の有期労働者より、間接雇用の派遣労働者は、雇用が切れやすく、不安定です。 今回の改正で、有期雇用から派遣への切り換えが大幅に進むと思います。「自分の将来が不安でならない」と、私の知り合いの派遣労働者からも、先日、相談を受けました。30代で独身の派遣労働者です。彼は、ますます正社員になれる可能性が、年々減っていると悩んでいます。 今朝の毎日新聞社説でも同様の見出し「派遣制度見直し 均衡処遇を保障せよ」。本文でも「企業はすべての業務で派遣を無期限に使えるようになるが、労働者にとっては派遣が固定化する恐れもある」と指摘。 一生、派遣で働かざるを得ない労働者を増やすのは問題です。さて、1月28日代表質問への答弁で安倍総理は賃金が上がっていると強調しました。 しかし厚労省発表では、昨年7月-12月には実質賃金は1%以上下がったとのこと。賃上げを上回る物価高のためです。民主党政権時より今のほうが実質賃金は下がっています。 |
泉ケンタ衆議院議員の新春の集いに参加。盛大でした。
泉さんは、2月11日から民主党京都府連会長に就任されます。 過労死防止法案制定の議員連盟事務局長でもあります。 泉さんと共に頑張ります! |