2024.1.16
被災者支援金制度がスタートした2004年
朝の駅立ちで、感激!
朝7時、寒い中、見ず知らずの高齢の男性の方が、駅前で、街頭演説する私の前に置いてある能登地震の募金箱に、1,000円札を入れて下さいました。
『有難うございます!』と、お礼を言って、頭を下げると、その方は、駅に入らず、帰っていかれました。
ということは、この方は、私が駅立ちしていることをフェイスブックか何かで知り、通勤でもないのに、わざわざ駅に来て下さったのかもしれません。
また、他の通勤客の方も、募金箱に募金を入れて下さいました。
本当に、頭が下がります。
もちろん、この募金は、確実に被災地に届けさせて頂きます。
しかし、議員としての私の責任は、それでは済まないと思います。
募金を下さった方々の思いは、『被災者への支援をもっと手厚くやれ!』という叱咤激励も含んでいると思います。
だから、私は、いま、同僚議員と共に、『被災者生活再建支援法増額法案』という議員立法、法案を作っています。
家が全壊した被災者などに支給される支援金の上限を、現状の300万円から500万円に引き上げる議員立法です。
能登の被災者の方々から、『支援金を増額してほしい!』という切実な要望が来ています。
実は、被災者支援金の制度がスタートしたのは、2004年。
それから20年経ち、物価も生活費も、建設コストも値上がりしているのに、支援金の上限300万円は、1円も上がってません。
つまり、物価が上がっているわけですから、実質的には、支援金の額は、下がっているのです。
政府は、能登震災対策の予備費を5,000億円から1兆円に倍増させました。
しかし、政府は、被災者への支援金は、1円も増やさない方針です。
はっきり言って、上限を300万円から500万円に増やしても、その額では、全壊した家の建て直しは、無理です。
しかし、少しでも支援を手厚くすることは、重要です。
1月26日から通常国会が開会します。
最重要テーマの一つが、被災者支援の充実です。
私たちは、被災者支援金の増額法案を国会に提出し、岸田首相に、支援金の増額を強く求めます。
さて、岸田首相は、私たちの要望をのんでくれるでしょうか?
能登の被災者支援を手厚くしてほしい!というのは、被災者本人だけの思いでなく、多くの国民全体の願いでもあると思います。
国会は、来週金曜日からスタートします。
そこで、実のある、建設的な提案、論戦をするためには、当然、準備が必要です。
だから、私たちは、国会が始まる前から、国会に集まり、朝から晩まで、支援金増額の議員立法づくりのために、同僚議員や、専門家の方々、党の職員、秘書さんたち共に、取り組んでいます。
派閥の裏金のニュースを見ると、私でさえ、国会なんか、つぶしてしまえ!
国会は、税金の無駄遣い!と、叫びたくなります。
しかし、一方では、純粋に、被災者支援を願う、政策論争による予算の増額も、国会でしか決められません。
長文になりましたが、被災者支援金の増額のため、全力で頑張ります!