2023.12.20
売春・風俗を強いる被害 続出
歌舞伎町ホストクラブが、『20才未満は入店禁止!』自主規制を発表。
『売掛金(ツケ)は来年4月までに廃止』
さる11月10日に、私が国会質問し、仲間の議員も、たびたび、国会質問し、『悪質ホストクラブ被害対策法案』を提出した結果、歌舞伎町のホストクラブ約200店が、自主規制を発表しました。
今まで、規制がなく、野放しになり、多くの女性被害者が、数十万円、数百万円の売掛金を背負わされ、買春や風俗で働くことを強いられ、自殺に追い込まれたケースも相次いでいました。
自主規制なので、実効性が不十分な点は問題ですが、今まで、規制が無かった歌舞伎町のホストクラブが、『売掛金廃止や20歳未満入店禁止』を発表したことは、一歩前進です。
法律による規制は、すぐには、難しいですが、『悪質ホストクラブ被害は、深刻!』『悪質ホストは、危険!』ということが、マスコミでも大きく報道されたことは大きな意味があります。
すべてのホストやホストクラブが悪質というわけではありませんが、人生がボロボロになる被害を受けている女性が増えていることは、深刻です。
風俗や売春などの問題は、なかなか国会でもタブー視されています。
しかし、今回は、勇気ある多くの女性議員の仲間と共に、この問題に取り組んでいます。
今回の自主規制では、実効性が不十分であり、残念ながら、まだまだ悪質ホストは根絶できません。
『ホストクラブの過度の売掛金(ツケ)に注意!』
行政がチラシを作成しました!
そして、警察が全国で、一斉に立ち入り。
京都にも10数ヶ所のホストクラブがあり、この度、京都府警が、立ち入りをしました。
歌舞伎町ホストクラブでは、7割が風営法違反!
『シャンパンタワー』など表示義務違反。
特に、50万円や200万円するシャンパンタワーの料金表示がされていない、などの表示違反が多数でした。
実際、被害は続出しています。
50万円や200万円のシャンパンタワーの料金を、料金表に表示せず、18才、19才を含む、若い女性に、時には、酔いに任せて、巧妙に注文させ、その売掛金、ツケの返済のため、売春や風俗の仕事を強いるような被害が続出しています。
マッチングアプリでの勧誘や、初回無料キャンペーンにより、京都や大阪を含め、全国で被害が出ています。
実際、新宿区長も『自分の小遣いで遊べない人は歌舞伎町に来ないで。危険です』と啓発しています。
京都府警にも、『代金が払えず、ホストから、風俗で働くように求められた』『彼氏がホストで、求められて風俗で働いている』という被害が寄せられています。
ホストクラブの代金が払えない女性に風俗や売春を斡旋する被害が急増しています。
これは、職業安定法違反で、逮捕される可能性があります。
ごく普通の家庭の若い女性が、ささいなきっかけで、悪質ホストにひっかかり、取り返しのつかない、人生がめちゃくちゃになりかねない被害に合うケースがあります。
純粋な、疑う気持ちを持たない18才や19才を含む若い女性が、マッチングアプリや、客引き(初回3000円)で、興味本位で、ホストクラブに行った後、ホストから、『付き合ってほしい』『結婚してほしい』と言われ、疑似恋愛から、50万円、100万円の高額なシャンパンタワーを注文せざるを得なくなり、気がつけば、風俗や売春による借金返済に誘導され、しばらくして、悪質ホストから騙されていると気づき、あまりのショックに、自殺や自殺未遂に至る悲惨な被害の相談を私も当事者や、そのお母さんから多数、受けています。
京都在住の若い女性が、マッチングアプリで、東京の悪質ホストと出会い、東京に引っ越し、歌舞伎町のホストクラブに通うようになり、『娘が行方不明になり、連絡が取れなくなった』というご両親からの被害相談もお聞きしました。
同僚議員と共に、国会でこの被害への防止策を訴えてきましたが、行政や警察も、全力で動いておられます。