活動報告

Activities

山井の活動


『紙の保険証を残してほしい!』と、視覚障がい者の方から、駅頭で声をかけていただきました。
昨日、大住駅で、朝の駅立ちをしていたら、高齢の視覚障がいの方が白い杖をつきながら、ガイドヘルパーさんと2人で改札口に向かって歩いて来られました。
私は、国会ニュースを配りながら、マイクで演説していましたが、視覚障がいの方の通行の邪魔にならないように、マイクで話しながら、遠ざかりました。
すると、その視覚障がいの方が、よけた、私の方に白いつえをつきながら、向かって歩いて来られました。
私が、通行の邪魔にならないように、端に寄ったら、なんと、その視覚障がいの方が、『応援してます!』と言いながら、白い杖をつきながら、よろけながら、私に握手を求めてこられました。
私も感激し、握手をしました。
その時、その方は、『紙の保険証を残してほしい。マイナ保険証は不安です。お願いします!』と、私におっしゃいました。
ガイドヘルパーさんも、『視覚障がいのある方に、マイナ保険証は無理です!』と、強い口調でおっしゃいました。
確かに、私でさえ、マイナ保険証に不安を持ってますから、視覚障がいの方にとって、マイナ保険証は、さらに、不安だろうと痛感しました。
さらに、私は、この視覚障がいの方との出会いの中で、『私は、このような立場の方々の声を政府に届ける役割を期待されているんだなあ』『私には、その声を代弁し、政府に届ける責任があるんだなあ』と、改めて痛感しました。
このようなことを書くと、『山井は、マイナ保険証に反対なのか?デジタル化に反対なのか?』と、お叱りを受けるかもしれません。
しかし、違います。
私は、マイナ保険証やデジタル化には、賛成です。


マイナ保険証を推進する上で、それにすぐ対応できない、障がいのある方々や要介護高齢者を切り捨てないで欲しい、配慮しながら、無理なく推進すべきと考えています。
政治の原点は、福祉です。
弱い立場の方々への思いやりのない政策は、ダメです。
特に、マイナ保険証の利用が困難な方々、つまり、介護サービスを利用する高齢者や、障がい福祉サービスの利用者は、自治体の窓口に申請すれば、紙の資格確認書も交付され、マイナ保険証と、2枚持つことができます。
2枚持てれば、もし、マイナ保険証がうまく使えない時も、資格確認書があれば、保険診療は受けられるので、安心です。
しかし、そのためには、自治体の窓口に申請に、障がいのある方々や要介護高齢者が、行かねばなりません。
しかし、これは、大変な手間です。さらに、資格確認書と紙の保険証は、同じ機能なので、保険証を廃止する理由を、高齢の方々に理解して頂くのは困難です。
やはり、当面は、紙の保険証を残すことが、障がいのある方々や要介護高齢者には、安心だと思います。
来年秋の保険証廃止を延期させるため、頑張ります!