活動報告

Activities

山井の活動



<低所得世帯の子どもの支援について>
おかしい!あり得ない!
こども家庭庁は、貧困家庭の子どもを見捨てるのか?
低所得子育て家庭を支援する児童扶養手当の増額や所得制限の緩和が、政府の子ども予算倍増の検討課題にも入ってない!
私の昨日の国会質問により、衝撃の事実が明らかになり、委員会室も騒然となりました。
『子ども貧困対策の目玉、低所得子育て家庭から1番要望が強い、児童扶養手当の拡充は、今回の子ども予算倍増プランの検討対象に入っているのでしょうね』と、私は質問。
こども家庭庁審議官は、『まずは、児童手当の強化に取り組む』と、答弁し、児童扶養手当の増額や所得制限の緩和は、検討すらしない、とのことです。
財源がないならまだしも、年8兆円かけて、子ども予算を倍増する検討をするのに、1番、生活が苦しい、低所得子育て家庭への経済支援を検討すらしない?!
あり得ません!これは、政府による、経済的児童虐待の疑いすらあります。
与野党一致して、すべての政党が、児童扶養手当の拡充を政府に要望していて、その要望が、ほとんどすべて、検討課題として、子ども予算倍増のたたき台に入っています。
なのに、貧困家庭の命綱である児童扶養手当の拡充だけは、検討すらしない!
こども家庭庁が4月にスタートしたのに、こども家庭庁は、貧困家庭の子どもを見捨てるのか?怒りがおさまりません。
あきらめません。子どもの貧困対策に取り組む与野党の議員で力を合わせて、児童扶養手当の拡充を検討課題に入れさせます。
12日(水)の国会質問でも、改めて、こども家庭庁担当者に要望します。
私の怒りが爆発した質疑録は、後日、正式に衆議院より公表され次第、下記のリンクにアップします。


質疑録や配布資料などは、後日こちらにアップしています >>


山 井
「政府が公表したこども・子育て政策に必要な費用は8兆円とも言われている。そしてこのお金を社会保険料の上乗せで手当てしようとしていると聞いている。かえって子育て世帯の負担増になるのではないか」
加藤大臣
「子育て世代にも負担はお願いするかもしれないが、子育て世帯ついてみれば負担増ということにはならない」
山 井
「防衛費の確保は、歳出改革とか決算で余ったお金を活用するとか、増税もするが3兆円は負担増なく確保すると政府は言っている。社会保障と比べて落差が大きい。歳出改革のお金は子育て支援強化に使うべきではないか」
加藤大臣
「防衛費の財源についてはコメントできない。子育て支援強化の財源は、今後、政府のこども未来戦略会議で検討する」
山 井
「防衛力の増強も必要だが、子育て支援も同じくらい必要で重要だ。子育て支援だけ負担増ありきはよくない。しっかり議論してほしい」
山 井
「今回の異次元の対策では、総額8兆円ともいわれているが、子ども貧困対策が抜け落ちているのではないか。「児童扶養手当」の増額が拡大に全く言及されていない。今回、低所得の子育て世帯への特別別給付金の6回目の支給を決めたが、恒久的措置にすべきではないか」
加藤大臣
「今回は、物価高を踏まえた臨時的な措置だ」
山 井
「臨時的に物価高だから、一日三食食べられない子供がいるとか、家庭の事情で進学できないという状況ではない。明示的には児童扶養手当の増額と所得制限の緩和は入っていないが、検討課題にはなっているのか」
こども家庭庁担当者「経済的支援としては、今回は児童手当の拡充強化に取り組む」
山 井
「8兆円とも言われているプランの中で、児童扶養手当の拡充が検討課題にすらなっていないのはありえない。


<夏休みの学童保育での給食実施について>
山本あつし府議が、強く、提案しておられる『夏休みの学童保育での給食実施』を、国会質問で要望しました。
こども家庭庁担当者からは、『実態把握し、検討したい』と、前向きな答弁。
なぜなら、現時点では、いくつかの自治体で、学童保育の給食は実施されていますが、実態把握さえ、国はしていません。
また、田中美貴子府議や市議の方々が強く要望しておられる『保育士の配置基準の引き上げと、保育士の処遇改善』も、こども家庭庁に強く要望しました。
保育士の配置基準引き上げは、民主党政権で、2012年に決定しましたが、11年間、放置され、実現していません。
やっと、遅まきながら、政府も検討に入りました。
必ず実現させるように、地元自治体議員と力を合わせ、頑張ります!
山 井
「学童保育で給食を提供することは、夏休みの子どもの貧困問題の対策として重要。実態調査やモデル事業を実施してほしい」
こども家庭庁担当者
「実施主体は自治体だが、国として実態の把握を含め、何ができるか検討したい」