2022.11.11
知的障がい者グループホームの増設を!-加藤厚労大臣に直訴
障がい者福祉は、私のライフワークの一つです。政治の中で、あまりにも、障がい者福祉の位置付けが低い。
予算も少ない!
2010年、民主党政権で、長妻厚労大臣、山井政務官だった際に、一番、予算を増やしたのが障がい者福祉であり、グループホームでした。
これからも頑張ります!
衆議院厚生労働委員会で、『親亡き後の、障がい者の「終のすみか」グループホームの整備を!』と、加藤厚労大臣に質問しました。
以下、要旨です。
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○知的障がい者のグループホームを、もっと増やすべき!
山井
「加藤大臣には、4年前に宇治市の障がい者福祉施設の保護者会の皆さんに会って頂き、話を聞いて頂いた。ご本人たちは大変喜んでおられた。その方々が、今回の法改正に不安を持っている。障がい者の終(つい)のすみ家といわれていたグループホームが、終の棲家ではなくなるのか、意に反してグループホームを出される可能性はあるのか?説明してほしい」
加藤大臣
「法案には、一人暮らしを希望する利用者の支援を盛り込んでいる。グループホームは、障がい者が地域で安心して暮らす重要な場であり、これまで通り、グループホームの利用の継続を希望する方は、変わりなくご利用頂ける」
山井
「保護者の皆さんは、親亡き後の障がい者の暮らしを心配している。追い出されるなら何のためのグループホームかということ。障がい者本人が高齢化、重度化されても入居続けられるようにしてほしい」
加藤大臣
「グループホームの利用を希望される方が、安心して住み続けて頂けるように体制整備を進める」
山井
「知的障がい者の方々が、親亡き後も安心して長生きできることを社会全体で支えることが政治、行政の責任だ。今回は、質疑を通じて大臣に、グループホームから追い出されないことを確認した。知的障がい者の意思表示を確認することは難しく、丁寧に意思を把握し尊重することが必要。保護者の皆さんは、『知的障がい者で一人暮らしをしたいという希望は聞いたことはない。通過型グループホームを増やすより、現在のグループホームを増やしてほしい』とおっしゃっている。むしろ、増設のスピードアップを図るべき」
加藤大臣
「グループホームが本人の希望や意思に基づくサービス提供が必要で、丁寧に意思決定を確認することは重要。地域がニーズ把握して障害福祉計画を策定しており、これまで利用者や施設は増えてきた。令和4年度当初予算で48億円、今回の補正でも99億円を計上しており、必要な整備を図っていく。」
山井
「障がい福祉やグループホーム整備は最優先課題だ。民主党政権でも障がい者予算、グループホーム予算の増額に努力した。新設の予算も大幅に増やしてほしい。」
加藤大臣
「確保した予算を活用して整備していきたい」
山井
「加えて、通所施設で働く障がい者の工賃(月給)が低すぎるので引き上げてほしい。さらに障がい福祉に携わる職員の処遇改善にも努めてほしい。加藤大臣には引き続き頑張ってほしい」