2022.3.15
王将の『餃子唐揚げ定食』
思い出の『餃子唐揚げ定食』
久しぶりに食べて、懐かしかった!
私が京大4年で、お酒や薬品の製造の元となる酵母菌の研究に、実験室で連日、励んでいた当時、最大の楽しみは、大学前の王将での『餃子唐揚げ定食』の昼食でした。
毎日、朝から晩まで酵母菌の研究を地下の実験室で、行っていたので、昼休みだけ、地上に上がり、王将に行くと、生き返った気分になりました。しかし、大学院に進み、酵母菌の研究が忙しくなり、なんと30分ごとに、酵母菌を検査せねばならないことになりました。
その結果、昼食に行けなくなり、あさ9時に実験室に入る際に、昼飯と夕食の『唐揚げ弁当』を、ほかほか弁当で2つ買い、地下室で、昼と晩に食べ、あさ9時から晩12時まで地下室で研究に励むことになり、王将にも行けなくなりました。この地下実験室に閉じこもった連日の研究により、何とか私は修士論文を書くことができました。
ちなみに、当時の私の研究室の福井三郎教授は、日本ビタミン学会の会長で、ノーベル化学賞候補でした。
ですから、研究室の雰囲気も、将来は、ノーベル化学賞を目指すんだ!というエネルギーが満ちていました。
私は、大学1年の頃から、週2回、夕方に、児童福祉施設に通い、貧困家庭やDV、児童虐待などによる崩壊家庭の子どもたちと遊ぶボランティアを続けており、悩みに悩んだ末、大学院2年の際に、将来は、福祉と政治に、人生を賭けよう!決断し、生物化学の研究を断念し、今日に至りました。
久しぶりに、王将の『餃子唐揚げ定食』を食べ、懐かしい味と共に、懐かしい昔を思い出しました。