活動報告

Activities

山井の活動
去る9/30(月)、海江田代表、長妻議員とともに、特別養護老人ホーム、一般のデイサービスセンター、認知症対応型のデイサービスセンターを見学し、認知症の高齢者の介護に携わった方々との座談会をしました。その報告をさせて頂きます。

○要介護から要支援になったら困る?

見学した特別養護老人ホームは、一般のデイサービス施設が併設されているところでした。施設の方で、政府で検討されている「要支援の市区町村事業への移行」「一定の収入がある人の自己負担の2割への引上げ」について、利用者にアンケートを取って頂いたところ、いずれも7割を超える方が「困る」と回答。また、その理由として、サービスを利用できなくなれば「家にいるだけ」「家族の負担が増える」などが挙げられていました。

要支援サービスの市町村移行、7割強の方「困る」と回答 ○介護者の声

認知症の高齢者の方を介護した経験のある方々との座談会を行いました。「要支援2と要介護1の間を行き来する高齢者もいる。この方々は非常に困る。現在でも要支援2と要介護1はサービスが大きく異なる」「現在介護保険を利用している人の自己負担を2割にすると、老後の計画が大きく狂ってしまう。すでに、今の負担額で子どもの教育費負担や、家賃、住宅ローンなどを含め予定を組んでしまっている場合がある。」など、具体的で切実なご苦労や、今回の制度改正に対する疑問をぶつけて頂きました。また、ボランティアの参画が比較的活発なこの地域においても、「ボランティアは新しい担い手を発掘できていない。減少している」など、制度設計に関する貴重なお話もお聞きできました。さらに、消費税についても、「福祉に活用されるならいくらでも結構だ。しかし、公共事業などにも使うのなら、それはおかしい」と率直なご意見もいただきました。

〇デイサービスのおかげで

77歳で要介護1の男性は、デイサービスで歩行訓練をして体力が回復したとお話しされ、「要介護度が改善して要支援2になってしまうとサービス給付が受けられなくなるかもしれずとても不安だ。要支援者へのサービスを、いきなりボランティアで担うことはできないのではないか」との声を聞きました。

88歳で要支援2の女性は、「もしデイサービスを利用できなくなれば、1日誰とも話さない生活になる」「自治体の行う福祉や趣味の会は、必ずしもペースが合わず参加するのが億劫」などとお話しされていました。現在の制度に満足されるとともに、その安心感から「自分のことは自分で」と前向きに頑張っていらっしゃる様子がうかがえました。


デイサービスで歩行訓練をし、体力が回復
○認知症には細やかなケアで

最後に、認知症に対応した小規模デイサービスセンターを見学しました。デリケートなケアが必要な認知症の方に合わせたプログラムの実施やサービスの提供が行われていました。職員の方からは、「軽度の段階から認知症に対応するサービスを提供したい」というお話しをうかがいました。また、「自己負担が2割になると利用抑制につながる恐れがある。」との不安の声も上がりました。

視察を終えた海江田代表は、「制度改正に当たっては、しっかりと現場を見て、実態に即した検討が必要」とコメントされました。机上の検討だけの制度改正で、実際に困るのは利用者である高齢者であり、その家族です。安心できる介護保険を守るため頑張ります。