2013.8.21
「スウェーデンと日本の高齢者福祉比較」 論文
20年前、私が書いた論文を発見!! |
懐かしい論文を発見。私が20年前にスウェーデンに2年間留学していた際に、ルンド大学社会学部で書いた「スウェーデンと日本の高齢者福祉比較」の論文です。
本文は英語、巻頭言はスウェーデン語。スウェーデンの医療福祉経済学の権威であったルンド大学のペールグンナルエデバルク教授の指導のもと、執筆した論文です。 内容は、「日本はスウェーデンに比べて、在宅医療や在宅介護が遅れていて、入院する高齢者が多すぎる。これは日本の介護政策が遅れているから」という趣旨の論文です。 |
高齢者福祉についての著書です |
この論文をきっかけに、私は日本に帰国してから、公的介護保険の必要性を訴えるようになりました。
2年間のスウェーデンでの調査を書いた私の拙著が、「スウェーデン発 住んでみた高齢社会」「スウェーデン発 高齢社会と地方分権」ともにミネルバ書房。 また、認知症高齢者向けのグループホームも私のスウェーデンでの研究テーマでした。世界初の認知症高齢者向けグループホームの本を日本語に翻訳して出版「スウェーデンのグループホーム物語」(1993年、今は絶版)。 当時、日本には認知症高齢者向けのグループホームは1ヶ所もありませんでしたが、今では一万箇所に増えました。 その他、私が27歳の時に、日本、アメリカ、イギリス、スウェーデン、シンガポール、デンマークの老人ホームで8ヶ月にわたり、ボランティアをして執筆したのが「体験ルポ 世界の高齢者福祉」(岩波新書)。三年後には、「体験ルポ 日本の高齢者福祉」も執筆しました。 |