活動報告

Activities

山井の活動

コロナ禍の為、リモート表彰式(6月8日)


「政府の監視」を目的としたNPO法人『万年野党』の田原総一朗会長から、『三ツ星国会議員』として認定いただきました。
2019年と2020年の政策立案(国会質問や議員立法など)が評価され、今回で7度目の受賞。
2020年と2021年、山井提出議員立法は23本(通算97本)、国会質問は40回(通算348回)。コロナ対策一色。
昨年2月、東京オリンピックが開催可能なのか?という中、麻生副総理が発言された「『コロナは4月か5月に落ちつくであろう』という認識は、政府の認識ではないということでよろしいか?』と麻生副総理に国会質問したのが、つい昨日の様な気がします。
コロナ対策も迅速で柔軟な対策が求められます。声を上げにくい方々の声にも寄り添い、地域の声をしっかり国会へ届けます。
このような仕事ができたのは、地元の皆様の支えと、事務所スタッフの支えのおかげです。
いくら感謝しても足りません。


田原さんから祝辞を頂いた私は、『国会を延長し、大規模な補正予算を組み、苦しむ商店や中小企業、医療現場などに給付金や補助金を早急に出すべき』と訴えました。



私は、この1年間あまり、コロナ禍で、23本のコロナ関連などの議員立法を作成、提出し、この数は、国会議員で指折りです。私が特に議員立法にこだわる理由を述べます。
国会は、立法府と呼ばれ、国会議員は、law makerローメーカー、立法者と呼ばれます。
日本のように、ほとんどの法律を政府の官僚が作っているのはおかしいのです。
国会議員の本来業務は、国民を幸せにする法律を作ることなのです。
そんな中、私は田中角栄元総理を尊敬しています。
もちろん、田中元総理の金権政治は全くダメです。
しかし、田中元総理は、『コンピューター付きブルドーザー』と呼ばれ、ライフワークである、日本列島改造、つまり、公共事業の推進のための議員立法作りに日夜、励み、多くの議員立法を作りまくったのです。
私は、福祉をライフワークにしているので、田中元総理を見習い、弱い立場の方々、困っている方々を支援する福祉や社会保障、雇用などの議員立法を作りまくる『コンピューター付きブルドーザー』になるぞ!と、決意しました。
今まで、議員になってから、21年間に97本の議員立法を作成しました。
私が提出した野党の議員立法でも、成立、実現、あるいは、予算を獲得した議員立法は、たくさんあります。
例えば『子どもの貧困対策法』は、野党案を与野党協議により修正成立させ、日本初の『貧困』と名の付く法律で、日本の子どもの貧困対策のよりどころとなっています。
同じく野党案を与野党協議により成立させた『過労死防止法』は、労働分野初の議員立法で、『働き方改革』のきっかけになりました。
また、介護職員と障害福祉職員の賃金引き上げのための『処遇改善給付金』は、私たちが2008年に国会提出し、与野党で修正し、成立した『介護・障害福祉処遇改善法案』がきっかけで創設され、今も処遇改善に役立っています。
また、昨年、コロナで困窮した大学生に給付金が支給されましたが、そのきっかけは、私たちが提出した『コロナ困窮学生支援法案』でした。
さらに、非正規雇用で休業手当が出ない大企業の労働者に休業支援金が今年から支給されるようになったのは1年間にわたり、3回も私たちが『休業支援法拡充法案』を提出したからです。
また、今回の衆議院選挙では、私たちが『子ども総合支援法』の中で提案した、『児童手当(月1万円)の高校3年までの延長』(今は中学3年まで)が争点になり、実現の可能性が高まると期待しています。
議員立法の作成や党内議論は、短くて1か月、長くて数ヶ月かかります。
国会質問で疑惑追及をすれば、ニュースになりやすいですが、議員立法をコツコツ作って、政策を訴えても、あまり報道されません。
その結果、野党は、疑惑追及や批判、反対ばかりしているとお叱りを受けますが、連日、必死に議論を重ね、山のように提出し、提案している議員立法のことは、ほとんど報道されません。
つまり『野党は、批判ばかり』なのではなく、『野党は、批判のシーンが主に報道され、野党の政策提案は、ほとんど報道されない』のが現実です。
『これでは政策本意の政治が根付かない』と危機感を感じ、田原総一朗さんなどが、9年前に、『三ツ星』表彰を始められました。