2020.2.19
予算委員会 やまのい和則 質疑報告
今日、クルーズ船から500人が下船。
クルーズ船では、連日、感染者が増え、クルーズ船への対応について批判や不安が広がっています。
予算委員会で「新型コロナウイルス対策の充実」に向け、加藤厚労大臣と質疑。
山井:
中国以外での世界での新型コロナウイルスの感染者は約1000人。そのうち約600人、半数以上がクルーズ船にいる。今日、500人の方がそのウイルス感染者が多いクルーズ船から下船されている。ご苦労の中でのクルーズ船での生活であり、下船はして頂いてよいと思うが、感染の可能性が完全に否定できないので、下船後に14日間の自宅待機などの対応をすべきではないか。
加藤厚労大臣:
専門家の判断を基に、下船頂き、通常の生活を送って頂いてよいこととしている。
山井:
自衛隊や厚生労働省の職員を始め、多くの人が懸命に対応頂いることに敬意を表するが、クルーズ船にいる方の五分の一が感染している中で、最悪の状況を考え、国の施設などへの隔離や自宅待機などの措置を取るべきではないか。
加藤厚労大臣:
対応には、感染拡大を防ぐ観点と人権を守る観点のバランスが必要。専門家の意見をお聞きし、感染拡大のリスクを踏まえたうえで判断をしている。
山井:
政府の努力は認めるが、結果として感染拡大を防げている状況ではない。クルーズ船内は、ウィルスがない環境とウィルスが存在する環境との区別が明確にできていないとの指摘もある。少なくとも下船された方の自宅待機を求めるべきではないか。
加藤厚労大臣:
WHOの指針に沿って適切に対応している。
山井:
下船された方が電車や公共交通などで移動して、もし感染が拡大すれば、感染源を特定できない感染が広がる。チャーター便で帰国され、やむを得ない事情で帰宅された方の中にも、あとから感染が判明された方もいる。すでに感染源を特定できない感染が広がりつつあり、それに拍車をかけることになる。検査体制、治療体制の構築が後手後手になる中で、最悪の状況を想定した対応が必要ではないか。
加藤厚労大臣:
今回の感染の広がりについては、私もわからない。そんな中、無制限に隔離することはできない。
山井:
加藤大臣は、正直に「わからない」とおっしゃった。わからないなら、最悪のことを考え、念のため、隔離すべきではないか。
桜を見る会の前夜祭について、菅官房長官と論戦しました。
ANAホテルからの『書面での回答』と、安倍総理の国会答弁の内容が、全く食い違っています。
ANAホテルの文書回答が正しければ、安倍総理や安倍事務所は、政治資金規正法違反の疑いが出てきます。