2019.7.8
介護家族会
介護家族会の茶話会に参加。
『87才の認知症の夫の介護を86才の私が5年して、自分も目が見えにくく、耳が聞こえにくく、腰痛になり、私が先に倒れます』『政府が介護保険の2割への自己負担引き上げを検討しているが、そうなれば、利用する介護サービスを減らすしかない。老々介護なので、共倒れになる』との悲鳴をお聞きしました。
昨日のNHK日曜討論。『財政制度審議会が、介護保険と後期高齢者医療制度の1割から2割への自己負担引き上げを提案しているが、引き上げるのか?』との質問に、安倍総理は『その提案を受けてまだ我々は政策を決めてないが、その答申を参考に政策を進めたい』と、2割負担への引き上げに前向きな発言。おそらく参議院選挙で今の政権が勝てば、2割負担になります。しかし、年金は減り、消費税は10%に上がり、更に介護保険や後期高齢者医療も2割負担になれば、老後は厳し過ぎます。添付は『認知症の人と家族の会』の『2割負担反対』の緊急記者会見です。私は議員になる前は高齢者福祉を大学で教える研究者で、祖母も長年の寝たきりで亡くなり、高齢者福祉の充実が私が政治家になった1つの理由です。家族介護は、大変なご苦労をされています。2割負担になれば、介護サービスを利用できなくなる家庭が増え、介護による家庭崩壊、介護による共倒れ、介護離職が増えます。選挙前は、2割負担への引き上げは言わず、選挙に勝てば、2割負担引き上げを強行する。これば、いつものパターンです。阻止するには、選挙で止めるしかありません。