2019.6.26
参議院選挙の争点
~ 介護保険の要介護1、2の生活援助サービスのカット!を 阻止する戦い~
私が提出した質問主意書の回答が、昨日政府から来ました。
「なぜ2000万円、貯金が必要。との報告書を麻生大臣は受け取らないのか?」との問
いに、政府は『高齢夫婦の平均の収入と支出の差が月五万円、との総務省の調査をもとに、年金だけでは月五万円不足と記述したのが間違い』との回答。
しかし、これは間違いではありません。
『年金だけでは月五万円不足』との総務省家計調査は、事実です。
いくら報告書の受け取りを麻生大臣が拒否しても、『年金だけでは月五万円不足』という総務省の調査結果は、消えません。
『年金だけでは生活が成り立たない』という現実を政治家は直視し、年金の充実の議論を財源も含め、早急に国会で行うべきです。
6月19日に政府の財政制度審議会は、『要介護1、2の生活援助サービスを介護保険から外し、自己負担を増やし、利用限度額を設定する』との提言をしました。
高齢者の命綱であるホームヘルパーの買い物、掃除、食事の世話などをカットすれば、介護難民、介護離職、介護家族の共倒れ、介護による家庭崩壊が増えます。
年金が減る上に、後期高齢者医療制度や介護保険の自己負担が2割に引き上げられ、更に介護サービスもカット。
参議院選挙で安倍政権が勝てば、その後は、社会保障カットの嵐です。
その時になって、こんなはずではなかった、と後悔しても遅いです。
私は祖母が20年寝たきりの末に亡くなったこともあり、高齢者福祉を充実させたい!長生きが喜べる国にしたい!と切に願い、政治を志しました。
介護サービスが十分に利用できず、高齢者が悲惨な暮らしを強いられ、介護家族も共倒れしたり、家族崩壊したケースを私はたくさん、高齢者福祉の研究者として身近に見てきました。
だから、やむにやまれぬ思いで、右も左もわからぬ政治の世界に飛び込んだのです。
今回の参議院選挙は、年金、医療、介護を守る戦いです。
皆様の1票が社会保障を守ります!