2019.6.3
国民民主党を離党し、無所属となるご報告
統一地方選挙が終わり、通常国会での衆議院の主な法案審議が5月末で終わったことを区切りとして、本日、国民民主党に離党届を提出しました。
二〇一七年十一月の民進党から希望の党への移動、国民民主党の結党へと、党の決定に従い、同志の皆様と厳しくも熱意をもって、国民のために、より良き政治の実現のために、共に戦ってくることができたことに、心より感謝を申し上げます。
しかし、政治情勢はなかなか好転せず、森友加計問題、公文書の隠ぺいや改ざん、統計偽装、アベノミクスの失敗、さまざまな失言や疑惑の存在にもかかわらず、安倍政権の独走を許してしまっていることに、忸怩たる思いであると同時に、私の力不足を痛感する次第です。大変申し訳ございません。
私としては、野党、とりわけ、我々、旧民進党勢力が力を結集し、一丸となって、国民のための政治を実現し、安倍政権と厳しく対峙することが何よりも重要と思い、懸命に戦ってきたところですが、「政治は結果」の言葉に照らせば、まさに結果を出すことができていない状況に、反省と新たな覚悟の必要性を痛感しているところです。
そのような中、国民民主党は大変お世話になった素晴らしい政党であり、私に国会対策委員長代行として、活躍の場を与えて頂くなど、多大な恩義があるので大変心苦しいのですが、無所属フォーラムに所属し、岡田代表がおっしゃっているように、立憲民主党と国民民主党の架け橋となり、大きな塊として大同団結できるように微力ながら取り組ませて頂きたいという思いが強くなり、党を離れることを決意いたしました。また、より厳しく、激しく、安倍政権に対峙していくという私のカラーは、国民民主党の外にいてこそ、活かせるのではないかとも思念しているところです。
私の希いは、旧民主党、民進党勢力が一丸となって、国民のための政治の実現することであり、それは、先の総選挙以前も、以後も、そしてこれからも変わりません。党籍は異なることとなりますが、お許しを頂ければ、形は変わることになるかもしれませんが、これからも同氏の皆様とともに、戦わせて頂きたいと存じます。
この度の身勝手を心よりお詫びするとともに、皆様にこれまでに頂いたご厚情に深く感謝を申し上げます。そして、これからもご指導、ご鞭撻を賜ることをお願い申し上げ、ご挨拶とさせて頂きます。
今まで以上に、国民の幸せのために全力で働きます。宜しくお願い申し上げます。
山井和則拝