2019.1.24
【お知らせ】国会報告 & テレビ生出演
本日、衆議院厚生労働委員会閉会中審査で、毎月勤労統計の偽装問題について、根本厚労大臣に質問しました。以下、要旨をご報告いたします。
【山井】
毎月勤労統計調査のデータの水増しで、昨年6月に、21年ぶりと宣伝した3.3%の名目賃金の伸び率は、昨日、政府により0.5%下方修正され2.8%になった。賃上げ幅を0、5%実態より高く発表し、国民を結果的にだましたのは大問題だ。
賃金偽装、アベノミクス偽装だ。この点について、根本大臣は国民に謝罪すべきではないか。
【根本大臣】
復元していない数値を公表していたことは申し訳ない。
【山井】
過去に、今回のように、一度確定した名目賃金の伸び率が、修正して下げられたことはあったか。
【根本大臣】
現時点では確認されていない。
【山井】
賃金統計の水増し、偽装は、史上初。前代未聞ということだ。にもかかわらず、これまでに謝罪がなかったことは問題だ。
【山井】
さらに、再集計された名目賃金の伸び率は2.8%だが、同じ統計方法で算出された参考値の伸び率は1.4%。昨年の時点で、算出方法が変わったので、統計としてはおかしい数字が出ているという議論があった。日本の全体の統計を監視している総務省の統計委員会は、2.8%と参考値の1.4%のどちらを重視しているのか。どちらが適切か。
【総務省】
統計委員会では、1.4%を重視している。1.4%のほうが適切である。
【山井】
統計について最も専門性の高い統計委員会は、1.4%を重視し、適切と答弁している。2.8%という数字は、実態よりはるかに高く、賃金偽装、アベノミクス偽装の疑いが濃い。根本大臣の見解はどうか。
【根本大臣】
統計手法は、統計委員会でも確認されたもので問題はない。参考値も含め、対外的にわかりやすい説明が必要だ。
【山井】
昨年6月の賃金伸び率は2.8%でなく、1.4%のほうが適切と総務省も答弁しているのに、まだ2.8%という水増しした伸び率を公表し続けているは、賃金偽装であり、アベノミクスの成果の偽装だ。国民をだます行為だ。水増し、偽装した賃金伸び率は、撤回し、実態に即した賃金伸び率を公表すべき。
『厚生労働省の“勤労統計不正”と“賃上げ偽装問題”について、国会でどう取り組むか!!』をテーマに、「BS-TBSテレビ報道1930」に生出演します。
ぜひご覧下さい。
日 時/ 1月25日(金)19時30分~20時54分 (生放送)
番組名/ BS-TBS『報道1930』
テーマ/ 「勤労統計」不正調査問題 国会でどう取り組むか
根本厚労大臣との激しい論戦の後、地元のお抹茶を一服頂きながら、来客の方と懇談。
美味しいお抹茶を頂き、心が落ち着き、疲れがとれました。
自分でお抹茶を点(た)てて、焼酎の抹茶割りを飲みました(お店の正式なメニュー)
ヘルシーで美味しかったです。