2018.12.4
比叡山延暦寺『律院』の叡南俊照阿闍梨様
私の人生の師匠である比叡山延暦寺『律院』の叡南俊照阿闍梨様(千日回峰行を満行)と、先日久しぶりにお目にかかりました。
大学院時代に化学の研究を続けるか、当時、取り組んでいた児童福祉施設ボランティアなどの福祉の道に進むか、悩んだ私は、大学院を休学し、比叡山にしばらくこもり、阿闍梨様に頭を剃髪(バリカンによる丸坊主でなく、カミソリで髪の毛を剃る)して頂き、お小僧見習いをしながら、考えました。
初めて頭を剃ると、頭の皮膚がカミソリ負けして、頭全体から血が吹き出し、オロナインH軟膏を止血に塗りましたが、そのオロナインH軟膏が血に染まり真っ赤になったことを今も覚えています。
阿闍梨様が全国の信者さんの悩みの相談(病気、借金、障害、難病、進学、相談、会社経営など)に朝から晩まで丁寧に親身に乗り、お護摩を焚いて、祈っておられる姿を日夜拝見し、私は感動しました。
そして私は、気持ちはお坊さんでありながらも、福祉や政治の世界に入り、困っておられる方々のお役に立つために人生を使いたいと決意しました。
写真は、剃髪して1ヶ月くらい経った頃、23歳 大学院時代です。