活動報告

Activities

山井の活動

    . でもこれ悪いことじゃないんです.

私は、大学に行って、大学院まで出て、化学の研究をしていました。
しかし、私は、化学ではなくて福祉の道にいこう、政治家になって福祉をよくしたいと思うようになりました。
そのきっかけは、学生時代の児童福祉施設でのボランティアと共に、私の祖母が20年間、寝たきりで、介護問題の深刻さを身近に感じていたからです。

介護をやりだすと、介護が何年続くかわからない。
実際、介護している間に、介護者が倒れてしまうこともある。
優しい介護者ほど、身体を壊して倒れていく。
親孝行のお嫁さんほど、仕事をやめて体を壊していく。

松下政経塾で高齢者福祉を研究し、全国やスウェーデンの老人ホームで3年間、実習や在宅の介護現場を回り、私は介護の深刻さを痛感しました。
これから高齢者が増える中で、これ大丈夫なのかと思いました。

介護は、いち家族が頑張ったら、なんとかなる問題ではないと感じました。
頑張れば頑張っただけ倒れてしまうんですから。
回りの反対をふり切って、私は政治の世界に入りました。

私の支持者のある高齢のご夫妻は出陣式には毎回来てくれて、ボランティアさんと一緒に証紙貼りをしてくれていました。
しかし、今回の出陣式にそのご夫妻の姿はありませんでした。
残念ながら、身体が弱くて証紙貼りもできないと、選挙事務所に来ることができませんでした。
出来ることが、会うたびに一つ一つ減っていく。
でもこれ悪いことじゃないんです。
人間の老化なんです。
年金・介護・高齢社会・家族のため、社会のために長年つくしてくださった高齢者の方が、どうやったら幸せに老後を暮らせるのか。
そういう日本社会を築いてくださった人生の大先輩が、どうすれば幸せに生きていけるのか、1人どうやったら幸せに暮らせるのか・・・

日本は世界一の長寿国です。
世界には例がありません。
モデルがありません。
モデルを日本でつくりたいし、モデルをつくるには、率先してモデルをつくる国会議員が必要だと思う。

今の国会議員でできるは、私しかいない。と、私はおこがましいですが、自負しています。
政府は、今後、要介護1.2の高齢者の生活(家事)援助サービスを介護保険から外す改悪、あるいは、そのための大幅な介護報酬引き下げを検討しています。
家族の介護負担を増やし、家庭崩壊や介護離職を増やす改悪です。