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山井の活動

20150428日刊ゲンダイ日刊ゲンダイ記事(2015年4月28日)

 

残業代ゼロ法案は、最初は年収が1000万円以上の労働者対象ですが、「小さく産んで大きく育てる(つまり、近い将来、中所得者の残業代もゼロにする)」から、今は対象が少ないことは批判しないでほしい、取り敢えず法案を成立させるから、静かにしておいてほしい。と、塩崎大臣が4月20日に講演。

先日の私との国会質疑では、「『小さく産んで大きく育てる』という考えを、私は不快に思っている」と塩崎大臣は答弁しましたが、今回、発覚した塩崎大臣の講演録音テープを聞いたら、塩崎大臣本人が「小さく産んで大きく育てる」と発言していたことが発覚。

つまり年収1075万円以上だけ残業代をゼロにする、というのは、国民に対する騙しであり、いったん、残業代ゼロ法案が成立したら、対象を中所得者にも一気に広げるということ。

塩崎大臣の発言は、正直ではあるが、「いま国民とマスコミを騙している最中なので、騙し終わって、残業代ゼロ法案が成立するまで、経済界は静かにしていて欲しい」という趣旨の今回の塩崎発言は、厚生労働大臣、失格です。

国民を騙す厚生労働大臣なんか、聞いたことがありません。

それなら正直に、最初から、「経団連が主張するように、年収400万円以上の労働者は残業代をゼロにしたいんです」と、塩崎大臣は言うべきです。

関連記事 → 塩崎厚労大臣「残業代ゼロ」法案は「ぐっと我慢して頂いてですね、まあとりあえず通す」と発言(佐々木亮) – Y!ニュース 近い将来、経団連が主張するように年収400万円以上は残業代ゼロに。年収1075万円以上が対象、は最初だけ。