2025.9.12
政治の多党化、少数与党が先進国の流れ
『フランス国会 7兆円の大緊縮予算案』
~否決され、バイル首相が辞任~
『日本も石破首相が辞任 両国似た状況』
フランスの国会を訪れ、予算委員会の国会議員からヒアリングし、懇談しました。
日本と同様に、フランスの国会も少数与党で、多党化し、政治空白です。
一昨日、新しくルコルニュ首相が、任命されましたが、予算案が成立する見通しは立っていません。
フランスでは、財政赤字が深刻化し、財政健全化のため、438億ユーロ、7兆円の大規模な歳出削減の予算案が提出されています。
しかし、日本と同様に、フランスでは、物価高、景気悪化の中、国民や野党は、予算案に反対し、歳出削減を減らした、修正案を提出しましたが、与党は賛同せず、国会は空転しています。
これは、フランスの国会の現状ですが、日本の国会と似ています。
日本でも、ガソリン暫定税率廃止や物価高対策について、与野党が合意できず、政治空白です。
昨日まで、滞在した、ドイツの国会も、少数与党で、『決められない政治』でした。
今回のヨーロッパ視察には、日本の予算委員会の与野党の自民、立憲民主、維新、公明の理事と財務省担当者などで来ています。
視察中も、朝から晩まで、日本での法案や予算案の今後の合意形成について、与野党で協議しています。
政治が多党化し、少数与党が、先進国の世界の流れです。
その中で、国民の皆様に、ご迷惑をかけず、物価高対策をスピーディーに進めるには、政党間の協議が今まで以上に重要です。
私自身、2010年以降、2回の国会対策委員長を含め、与野党の交渉をする国会対策の仕事を、16年間しています。
与野党の各党議員や役所担当者との長年の人間関係、信頼関係により、要望や、譲歩を繰り返すのが、国会です。
国民の皆様の声を強く代弁しつつも、与野党で合意をし、しっかり政治を進めねばならない!
と、痛感しました。
ちなみに、フランス国会での会議では、瓶入りのミネラルウォーターが、再生紙でできた紙コップに入れて、出されました。
『環境にやさしい パリのシェア自転車』
〜月1500円契約、貸出し自転車〜
『シェア自転車の方が、車や電車より安いし、運動になるので健康に良い!』
と、パリの方から聞きました。
『通勤に自転車の方が多いのは、シェア自転車があるからです。月9ユーロ、1500円で契約し、スマホで検索できる近所にたくさんあるシェア自転車置き場から、好きな時に乗り、都合の良いシェア自転車置き場に乗り捨てます』
とのことです。
確かに、走っている自転車を見ると、シェア自転車が多いです。
パリのある会社では、社員の2-3割が、シェア自転車通勤です。
確かに、通勤に、朝、自転車を使っても、晩の帰りは、会合があり、自転車は無理という場合があります。
そう考えると、乗り捨て自由のシェア自転車は便利です。
スマホで検索すれば、近所のシェア自転車置き場が、パリの中心部には、そこらじゅうに、たくさんあります。
さらに、ドイツのように、パリには、自転車専用レーンも、車道の横に、しっかり整備されています。
もちろん、日本とパリでは、道路の幅や、車の多さ、人口が全く違うので、シェア自転車をすぐに、日本に導入するのは難しいかもしれません。
しかし、運動不足を痛感する、健康オタクの私としては、羨ましいシェア自転車です。
ちなみに、東京にも、東京自転車シェア
ドコモバイクシェア、月3300円という制度があるようです。
『注文は、機械のみ〜パリのマクドナルド』
〜日本に比べ、スタッフが少ない〜
9/11早朝、フランスの国会とOECDでの会議の前に、パリのシャンゼリゼ通りのマクドナルドに調査に行きました。
日本と違って、注文は、すべて機械。
店員さんが少ないです。
私も機械で、ハンバーガーを注文し、買いました。(機械には、日本語表示がある)
ハンバーガーは、2.75ユーロ(470円)
昨日のドイツのマクドナルドでは、2.2ユーロ、380円だったので、ベルリンより、パリは高い。
日本では、マクドナルドのハンバーガーは、190円ですから、パリの470円は、高いです。
ちなみに、ドイツのマクドナルドで販売されていた、抹茶ラテは、パリのマクドナルドのメニューにありませんでした。
日本でも人手不足が深刻ですが、フランスの現状は参考になりました。












