2025.1.21
3,623名 がん患者の悲鳴
がん患者の方々から、高額療養費の引き上げ(負担増)についてヒアリングしました。
『これ以上、負担が増えたら、治療を断念せざるを得ません!』
『子どもを残して、死にたくない!でも、これ以上の負担はもう無理!』
『医療費抑制はわかりますが、命を奪うような負担増は、おかしくないですか?』
患者の方々の悲鳴とも言える、『生きたい!』という涙ながらの心の叫びをお聞きし、私たち議員も、厚労省の担当者も、涙しました。
このような、がん患者の方々からの、高額療養費引き上げに反対する悲鳴が、3日間で3,623人から寄せられました。
全国がん団体連合会であり、がん患者である天野慎介理事長が、今日の私たちのヒアリングのために、がん患者の方々の声を、急遽集めて下さいました。
その3,623人分の切実な声の冊子は、511ページ、厚さ3センチ。
天野理事長や患者の方々からの切実な要望をお聞きし、私は、
『天野さんたちは、今日のように、厚労省の担当者に、切実な患者さんたちの声を届けるのは、何回目くらいですか?』
と、聞きました。すると、
『厚労省の方々に話を聞いてもらうのは、今日が初めてです!』
と、驚くべき答え。
『ええ〜!』と、議員一同が、絶句!
『がん患者さんの声を1回も聞かずに、医療費自己負担の大幅引き上げを厚労省が決めてしまったのは、さすがに、あんまりではないですか?むごい話です、、』
と、言いながら、私も泣きそうになりました。
あえて書きますが、厚労省担当者も、心の中で泣いています。
厚労省担当者も、やりたくはないけれど、政府全体の医療費抑制政策の中で、よりによって、一番、苦しんでおられるがん患者の方々の自己負担増に踏み切らざるを得なくなったのです。
『理解できない!
なぜ、よりによって命の危険がある、ギリギリの治療を受けているがん患者の自己負担を引き上げねばならないのか!』
と、議員一同から、驚きと、悲鳴のような声が上がりました。
私は、
『今日、初めて、厚労省担当者に会われたのだったら、この3,623人の患者の方々の切実な声が詰まった冊子を、直接、手渡しされてはいかがでしょうか?』
と、天野さんにお声かけし、天野さんは、3,623人の声の冊子を、厚労省担当者に手渡されました。
『長期にがん治療が必要な患者だけでも、自己負担増の割合を減らして頂きたい!』
と、天野さんから、強く要望を受けました。
私たちは、
『全力で、予算修正をし、負担増を縮小させるように、厚労省と協議をします!』
と、お答えしました。
全力で頑張ります。
冊子の中の切実な声を、添付しました。
読むだけで胸が詰まりますが、ご関心のある方々には、お目通し頂ければ有難いです。