2020.5.27
「第2次補正予算案」 政府の発表をうけて
5月27日、第2次補正予算案が政府より発表になりました。
予算規模、真水と言われる財政出動は33兆円。
そのうち10兆円が予備費、使い道が決まっていないということです。
私からすれば、やはりこの規模は小さすぎるという風に思います。
これから失業や倒産がどんどん増えると予想される中で、もっと大胆な2次補正予算にすべきだと思いますが、もちろん評価できる点もあります。
まず、約2,000億円ぐらいかけて学生を支援すべきではないかという内容の「学生生活支援法案」を私たちは国会に提出しました。
その成立を私たちは要求していますが、今回の政府案では、500億円の緊急学生支援給付金という内容になっております。
アルバイト研修の学生さんに給付金を作ってくれたということは一歩前進です。
ただ私たちが要望したことの1/4の規模ですので、残念ながら対象から漏れる学生さんが多いんではないかと思います。
次の例としては、ひとり親家庭の支援、児童扶養手当を半年間倍増するという内容の法案を私たちは国会に提出しましたが、その趣旨を活かし、政府が今回給付金を創設したことは一歩前進だと思います。
しかしその額は、1,500億円ということで、私たちが提案する1/2の規模です。
貧困家庭の子供さん達を応援してくれという趣旨に政府も応え、これだけの予算を付けてくれたことに関しては、私も感謝し評価します。
ただ残念ながら少し不十分なんではないかと思います。
最後にもう一点、地方自治体交付金を増やし、減収補償とか休業補償にもっと力入れるべきだというのが私たちの考え方です。
私たちは地方自治体への交付金を4兆円増やすべきだということを、4月の1次補正の時から言っておりましたけれど、今回の政府案には2兆円ということで、私たちの提案する地方自治体支援の1/2しか入っておりません。
もちろん方向性は、政府も与党も野党も一緒ですが、規模にかけると、これからの失業や倒産、コロナ対策に関して十分な対応ができないんではないかと思います。
この辺りの事は、今後予算委員会で、しっかりと前向きに指摘をし、改善を求めてきたいと思います。